ロシア軍のドローン攻撃で、ウクライナの首都キーウにある世界遺産のペチェルスカヤ大修道院が被害を受けました。

大修道院を管理する国立保護区などによりますと、15日未明、ロシア軍のドローンが大修道院の礼拝堂に命中しました。

屋根から火災が発生しましたが、死者やけが人はいないということです。

被害を受けたペチェルスカヤ大修道院は11世紀に建てられユネスコの世界遺産にも登録されています。

ゼレンスキー大統領は15日、現地を訪れ、「悲劇的な光景だ」と述べたうえで、政府の予備費を活用し復旧を進める考えを示しました。

また、防空体制については、「十分な数のパトリオットがあれば結果は違ったものになっていた」と述べ、さらなる防空支援の必要性を訴えました。

ウクライナ空軍によりますと、ロシア軍は14日夜から15日未明にかけて、ミサイル70発と600機以上のドローンでウクライナ各地を攻撃しました。

キーウではこれまでに5人が死亡し、30人以上がけがをしたということです。

クリチコ市長は「敵は我々の歴史を破壊し、ウクライナのすべてを焼き尽くそうとしている」と非難しました。

一方、ロシア国防省は、ウクライナによる「テロ行為」への報復として、キーウやハルキウなどの軍需産業施設や徴兵センターを攻撃したと発表し、「すべての目標への攻撃に成功した」と主張しています。

こうした中、今回の攻撃について、ヨーロッパからも批判の声が上がっています。

フランスのマクロン大統領は「攻撃を正当化するものは一切無い」と厳しく批判した上で、G7首脳会合で停戦に向けた取り組みを推進すると強調しました。

また、EUの外相にあたるカラス外務安全保障政策上級代表も「これは戦争犯罪でありロシアは責任を問われるだろう」としています。

フジテレビ
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国際取材部
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