6月初めに漁を解禁した直後の初競りが2年連続で中止となった函館のスルメイカ。
6月10日は。
「ちょびっと、本当のちょびっとだ」
「何キロか…ちょっと全然足りない」

「ダメです。なんとか出荷できるだけです。初日からみれば良いかもしれないけど、とにかく全体的に少ないね、イカは。こりゃ大変だわ本当に、こんなような状態続くと」(いずれもイカ漁師)
解禁初日のあとは荒れた天気の影響などで漁を見合わせていたが、ようやく初水揚げにこぎつけた。
しかし取れたのは2025年の3分の1以下の100キロほどで、どれも小ぶりだ。

函館市によると「過去最低の初水揚げの量」となった。
初競りは当初の予定から9日遅れとなったが、令和で最高値となる1キロ1万2000円の御祝儀価格がついた。
「ついに待望の入荷です。元気なスルメイカがたくさん泳いでいます」(阿部空知記者)

函館朝市の名物・イカの釣り堀では約100匹を入荷し、次々と専用のいけすに。
朝早くから訪れた観光客は、とれたての初物を味わっていた。

「こりこりして甘くておいしいです。函館というとイカなので食べたいと思って」(東京から来た観光客)
「違いますね、関東で食べるものと。こんな動いてないしね」(埼玉からの観光客)
「動いてる。おいしい」(富山からの観光客)
函館市内のこの鮮魚店ではスルメイカを60匹ほど入荷し、赤字覚悟の1匹500円で販売していた。

「これ20杯。このイカで子供のころから慣れ親しんでいるのでうれしいです。僕もお客さんと一緒に食べようかなと思っています」(飲食店経営者)
「やっときたねー。いつもの年より小さいんじゃない。ヤリイカもしけで切れかかっていたので。漁師さん、頑張ったね」(紺地鮮魚 紺地慶一さん)
今シーズンの解禁初日は波が高く、2時間ほどで漁を終える船もあった。
どの船も早々と港に戻ってきている。

6月10日は夜遅くになって船が戻った。
6時間ほど漁ができたということで、少ないとは言えそれが100キロほどの水揚げにつながったようだ。
今後も厳しい漁模様が続く見通しだ。