「たとえば普段の食事は手頃な食材で和食を作ったり、メリハリはつけてますけど、作りたいものがあったら、食材で妥協したくはないです」
好きなことには妥協せず、自分の好きなものを作っては食べて、仲間と酒と音楽を楽しむ。それが夢を追う原動力にもなるようだ。
Tigerさんの暮らしの工夫ベスト3
(1) 弱火とテフロン
「油なし・めちゃ弱火」。これだけであのこんがり感が出る。道具と火加減の組み合わせがポイント。
(2) 観葉植物
部屋のあちこちに植物を置き、日々の成長や変化を楽しむ。生き物が部屋にあると、家に帰る理由がひとつ増える。
(3) 家具は配置にこだわる
家具は買い替えより「レイアウト」。家具にお金をかけるよりも、アンティークやDIYで世界観をつくる。
「就職しようと思ったことは一度もない」
「バンドがライフスタイルそのものっていうか、これをやるために生きてるみたいな感じです。14歳ぐらいからバンドを始めていたんで。中学校を卒業すると同時に、もうバンドを続けることを決めたんです」
そう語るTigerさんは、中学校以来ずっと、アルバイトで生計を立てながらバンド活動を続けてきた。現在はライブの収入は全てバンドの活動費に充て、生活費は別途アルバイトでカバーする。
「就職しようと思ったことは一度もないですね」
その言葉に迷いはない。「バンドメンバーが入れ替わったりとか、大変なことはありましたけれど、僕自身は不安を感じたことはないです」とも。14歳から45歳まで一度も揺らがなかった音楽への思い、その理由はどこにあるのだろう。
夢のアイルランドツアーへ
Tigerさんが今のバンドを始めたのは、約30年前に聴いたイギリスの「ザ・ポーグス」というバンドがきっかけ。アイルランドの伝統音楽を取り入れたパンクサウンドとの出会いが転機になった。その音楽を深掘りするうちに仲間が集まり、16年前に現在のバンド「Pinch of Snuff」を結成した。
もともと「アイルランドでライブをすること」が夢だったというTigerさんは、昨年初めてのアイルランドツアーを実現し、今年2回目を迎えた。

