福島テレビの斎藤恭紀気象予報士の解説です。10日(水)は穏やかでしたが、11日(木)は上空の寒冷渦接近により天気が急変する恐れがあります。エリア別の詳しい予報と、今後の週間天気をお伝えします。

■11日朝の天気にだまされないで!
11日(木)のキーワードは「朝の天気に騙されるな」です。朝は高気圧の圏内に入るため快晴となりますが、日中は上空の「寒冷渦(かんれいうず)」が徐々に近づき、寒気が南下してきます。
これにより大気の状態が非常に不安定となり、午後、特に夕方以降は局地的な激しい雷雨や落雷に注意が必要です。5月13日以来、約1カ月ぶりの激しい夕立となる可能性があるため、天気の急変に十分警戒してください。

■福島県の11日の天気
今回の雷雨をもたらす雨雲は、南からの風と北東からの風がぶつかる場所や、山に風がぶつかる場所で局地的に発生します。
【会津地方】
南風が山に当たる南会津周辺で雷雲が発生しやすくなります。特に田島よりも南側に位置する舘岩周辺でリスクが高く、ひょうへの注意が必要です。また、朝晩は冷え込みが強まり、最低気温は7℃〜12℃まで下がる見込みです。
【中通り】
仙台湾からの北東の風と南風が収束する県北のあたりで雨雲が湧きやすくなります。午後6時前後を中心に雷雨となり、長引く恐れがあります。また、中通り南部(白河・西郷周辺)は最も大気の状態が不安定で、雷雨やひょう、停電のリスクが高いため事前の充電などの備えが必要です。果樹農家の方は、ひょうによる被害を防ぐため防雹ネットの準備や早めの収穫を検討してください。
【浜通り】
昼間は海風が心地よい一日となりますが、いわき周辺を中心に夕方以降は不安定な天気となる見込みです。

■週間天気(6月11日~17日)
「雷3日」と言われるように、11日(木)から12日(金)、13日(土)にかけては上空の寒気の影響で雷雨が起こりやすい状態が続きます。14日(日)になるとようやく大気の状態が安定してくる見込みです。
来週にかけていったん梅雨前線が北上する動きを見せますが、その後再び南下するため、福島県内の梅雨入りはしばらく先となり、今年は例年よりもかなり遅れる見通しです。

※2026年6月10日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。

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