メディア、初潜入です!
6月から全館休館となっている松江市の島根県民会館。
貴重な姿を残しつつ、どのように生まれ変わるのか、工事の舞台裏を取材しました。
今から58年前の1968年に建てられた島根県民会館。
モダニズム建築として知られ、国の登録有形文化財にも指定されています。
大規模改修は施設の老朽化に伴うもので、1992年以来、34年ぶり。
事業費、約73億5700万円をかけて行われます。
今回、休館中の工事現場に初めてメディアのカメラが入りました。
島根県文化振興室・山根敏雄室長:
こちらが大ホールになります。
安部大地記者:
座席が全くないですね。
島根県文化振興室・山根敏雄室長:
新しいものに変える予定にしています。
約1500席を備える「大ホール」。
すでに座席はすべて取り外されていました。
舞台装置に変化があるといいます。
安部大地記者:
ステージも変わるのでしょうか?
島根県文化振興室・山根敏雄室長:
ステージの後ろのほうに木の枠、音響反射板がある。
舞台の中ほどまでしかレールがなくて、そこまでしか出てこなかった。
1番前まで持ってこれるようにしたので、ピアノのコンサートであれば、より近くで音が反射されて豊かな音響・環境の中、音を聞いてもらうことができる。
コンサートや演奏会で使用する音響反射板。
ピアノコンサートでは音が客席全体に響き渡らないケースもあったといいますが、改善されるということです。
また、中ホールではさらに作業が進んでいました。
安部大地記者:
ステージは板がないですね。
島根県文化振興室・山根敏雄室長:
新しい床材になります。
34年ぶりとなる大規模改修工事ですが、緊迫化する中東情勢によりシンナーなどの一部の資材の入手が難しく、塗装作業への影響を懸念しています。
それでも県は期間中の工事完了を目指すとしています。
島根県文化振興室・山根敏雄室長:
できるだけ工期を延長しないよう改修費用が増額しないよう、工夫しながら進めていきたいと考えている。県民の皆さんに長く親しまれる、県民会館となることを目指していく。
年間約330件のイベントなどで利用され、40万人前後が訪れる文化芸術の拠点・島根県民会館。
全館休館は、2027年10月末まで続きます。