議論は約2年間にわたりました。新しい県民体育館の整備に向けて基本計画を話し合う最後の会議が高知市であり、県の示した案が了承されました。

竹久祐樹 記者:
「新しい県民体育館の整備に向けてきょうは大きな節目を迎えています。県民の関心の高さでしょうか。およそ30席用意された傍聴席。半分以上が埋まっています」

建設から半世紀以上がたち、老朽化が進む県民体育館。県は2024年7月に「あり方検討会」を、2025年7月には「基本計画検討会」を設置し議論を進めてきました。

県は新しい体育館の建設地について、現在地に加え隣接する高知市所有のグラウンドなどを活用してメインアリーナとサブアリーナ武道館やプールを設置する計画にしています。

また、地下部分を含め250台以上の駐車場を確保する予定です。6月10日の会議で県は5月に募集していたパブリックコメントの結果を公表。

5月26日にあった前回会議の時点では43通の意見が寄せられていましたがその後、1週間ほどでさらに71通が届き、最終的に114通の意見が提出されました。このうち肯定的な意見が36通だったのに対し、慎重な意見は78通に上ったということです。

浸水の危険性があるエリアに地下駐車場を整備することや、不登校の子どもたちが通う施設のグラウンドを使うことへの意見が目立ちました。こうした結果に委員からは―

委員:
「情報公開とか丁寧な説明が重要になってくるかと思う」

別の委員:
「それぞれの疑問を払拭させるには丁寧な説明が必要だと思います」

ただ、県が6月10日に示した基本計画案では建設地や施設規模などについての見直しは行われず、検討会も最終的に了承しました。

新県民体育館検討会・石塚悟史 委員長:
「いろいろな段階で計画の見直しや修正が起こってくる。その中でいかに県民にしっかり意見を求めて対応できるような形が大事。投資をするわけなので投資対効果を見た時にどれだけ県民の利益の最大化につながるのか(県には)意識してもらいたい」

基本計画を巡っては県は当初、3月までに策定する考えでしたが意見がまとまらず、議論の要となる委員長と副委員長が退任する事態も起きました。

県観光振興スポーツ部・小西繁雄 部長:
「さまざまな人の意見を聞きながら検討会を進めてきましたので、少し納得のいかなかった委員もいると思うが、われわれとしてはしっかり耳を傾けながら資料も出しながら進めてきた」

県の担当者はこのように話し、今後もしっかり県民に説明をしていきたいとしています。県は新県民体育館について2031年度半ばの供用開始を目指していて、早ければ6月の県議会定例会に現在の体育館の解体・設計に向けた関連予算を提出する可能性もあるということです。

高知さんさんテレビ
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