銀座一等地にある百貨店「松屋銀座」の階段にできた大行列。
店頭には「松屋の、松屋は、こちら」と掲げられた看板がありました。
皆さんのお目当ては、銀座の百貨店「松屋」に10日オープンした、牛丼チェーン店「松屋」のテイクアウト専門店の牛めしです。
販売されているのは、ただの牛めしではありません。
素材にこだわり、牛肉は最高級の神戸牛。
お値段は通常の並盛牛めし約3杯分の1390円と、まさに高級牛めし。
先頭に並んでいたお客さんは両手いっぱいに購入し、「(Q.全部でいくら?)1万3000円ぐらい。家族5人分、肉増しなので神戸牛がより楽しめるかなと」と話しました。
塾の帰りに週3日松屋に通うという“松屋ファン”の高校生は「小学校のころからお世話になっているので、せっかくならと思ってきょう来た。少し強気だなと思うが、新しい松屋PREMIUMの形なら楽しみ」と語りました。
なぜ、牛丼チェーンの「松屋」が百貨店の「松屋」に出店しようとなったのか。
そこにはこんな狙いがありました。
松屋フーズ 中食・外販企画グループ企画担当・木下萌さん:
今回は神戸牛ということで、素材自体もかなり高級な素材を使用。女性・年配のお客さまにも食べやすい味付け・量に設定。ぜひお召し上がりください。
これまでのメイン顧客だった30代から50代男性客だけでなく、テイクアウトなどの高まる中食の需要に対し、百貨店を訪れる女性やシニア層など新たな客層を取り込むための挑戦だといいます。
この店舗限定メニューは「神戸牛牛めし」の他にも、甘い脂とやわらかな肉質が特徴の国産豚の「雪国育ちの濃厚トンテキ(1681円)」に、贅沢に国産黒毛和牛を使用した「国産黒毛和牛のうまトマハンバーグ(1681円)」など全7種類のメニューをラインアップ。
こうした高級路線は、他の大手牛丼チェーンでも。
「吉野家」は、厳選した脂ののった国産牛にすき焼きダレを絡めた「絶品牛重(店内価格 1207円)」を数量限定で販売。
こちらは牛丼並盛の2.5杯分の価格設定となっています。
新たな顧客を狙う高級志向。
多様化するニーズにどこまで応えられるのか注目されます。