2025年には介護業界で約34万人の人材が不足すると言われている(2018年の厚生労働省第7期介護保険事業計画より)。

学生の時、介護施設でアルバイトをしていた株式会社Blanketの代表取締役・秋本可愛(かあい)さん。

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仕事のやりがいに反して、多くの若いスタッフが「風通しが悪く、古い体質の職場」に閉塞感を感じていると知り、介護に携わる若者が他の施設の新しい取り組みを知ったり、アイデアを自由に発信できるコミュニティー「KAIGO LEADERS」を立ち上げた。

若い力で介護にイノベーションを

秋本さんは「『この若さで何で介護なの?』とよく聞かれます。介護現場のいろいろな実践を見ていくと、介護に携わる人が活躍できる環境が本当にたくさん増えていて、可能性がある領域だなと思っています」と語る。

「KAIGO LEADERS」のイベントに参加したケアマネージャーの松本悠暉さんは、「やっても無駄だ」と上司に反対された地元の福祉業界の交流を実現させた。

介護だけでなく、医療や保育などにも幅を広げて情報交換することで、実践に即した様々なアイディアが生まれるという。松本さんは「(KAIGO LEADERSは)僕ら目線で発言してくれる。若い世代でいろいろなアクションを起こしたい」と意欲を見せた。

若い力で介護にイノベーションを起こしたい。秋本さんは、「これほどまでに介護業界に“人のことを思う人たち”がいることに、すごく驚きました。カリスマリーダーを育てるというよりは、一人一人のリーダーシップをどう高めていくかということをやっていけたらいいなと思っています」と語った。

株式会社Blanket
https://blan-ket.com/

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