本番まで2ヵ月を切った夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」についてです。
祭りを華やかに彩る踊り手用の「花笠」作りが、いまピークを迎えています。
岩手県盛岡市肴町にある造花店・花王堂本店では、約100年前から花笠を制作していて、毎年ゴールデンウィーク明けから本格的に作業を始めています。
2026年は、修理を含めて約50個の注文が入りました。
工程は全て手作業です。
金色の紙を巻きつけた針金に赤い布を貼って花びらを作り、その花びらを重ね合わせて形を整えていきます。
花王堂本店 高橋雅子取締役会長
「雪が解けてくると(花笠の)注文が入ってくるぞと期待する。(毎年)楽しみです」
戦前から花笠作りを続けていますが、近年最も大変なのは材料の確保、金物店など取り扱う店が減ってきているためです。
しかし「伝統を守りたい」との変わらぬ思いで、丁寧に踊り手の希望に沿った花笠を制作しています。
花王堂本店 高橋雅子取締役会長
「頑張って皆さんに踊っていただきたい。私たちは作るだけで何もできないけど、華やかにさんさが続いてくれるのを望んでいる」
市内で手掛ける店は花王堂だけだというさんさ踊りの花笠作りは、7月の初めごろまで続く予定です。