「(共犯者は)橋の上で女子高校生に殺意を持っていた。でも私は殺意を持っていなかった」(内田梨瑚被告)

 共犯者は殺意があったとし、自らの殺意は否認。

 「『一緒にいて同じ行動をしていて同じ場面を見ていたのに、私と考えが違うはずがない』と共犯者は思っていたんだと思います」(内田被告)

 共犯者との主張の食い違いを改めて述べた内田梨瑚被告。

 共犯者は証人尋問で内田被告に対し──

 「梨瑚さんの調書はでたらめで全部作り話で、最初から最後まで全部嘘です」

 「梨瑚さんは女子高校生の肩甲骨のあたりを両手の手のひらで押しました」(いずれも当時19歳の共犯者)

 初公判で内田被告は。

 「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません。そのほかの部分については弁護人にお任せします」(内田被告)

 北海道旭川市で2024年、全裸にされた女子高校生が橋から落とされ殺害された事件の裁判は、7日目を迎えました。

 最後の被告人質問となる6月4日。内田被告は様々な表情を見せました。

 「私の身勝手で非常識な言動によって女子高校生を再三傷つけ、苦しませ、これからの人生を奪ってしまい本当に申し訳ございません」(内田被告)

 被告人質問が始まってすぐ涙を流した内田被告。

 「これからも自分の罪と向き合って、まずは自分にできる償いを見つけていって受刑生活を真面目につとめます」

 初めて遺族に謝罪。26秒、遺族席にむけ頭を下げました。

 しかし、その後の検察側の質問には、態度を一変します。

 「私の言動によって追い詰められて亡くなったのは間違いないと思います」(内田被告)

 「自分のしたことが殺人の罪に当たるとは思いませんか?」(検察側)

 「殺人という罪になるかどうかは判決が出ていないので私には分かりません」(内田被告)

 午後の法廷。遺族が見守る中、女子高校生の母親の代理人が質問。

 「女子高校生を殺していない、死なせていないという主張はどういうことですか?」(検察側)

 「女子高校生に対する殺意は全くありません。橋の上で落下させてもいません。ですが、女子高校生を死なせてしまったその結果は、私が女子高校生を苦しめた結果だと思います」(内田被告)

 直接的な殺害行為を改めて否認。

 「午前中には、判決が出ていないので分からないと言っていたが、判決を受け入れる心の準備があるということですか?」(検察側)

 「判決の内容によって変わると思います」(内田被告)

 「検察からの質問で、ずっとふてくされた態度をとっていましたが、それで感情をコントロールできていると思いますか?」(検察側)

 「人がふてくされた態度だったと思うのであれば、自分もまだまだコントロールができていないと思います」(内田被告)

 大事な娘を失った遺族の悲しみ。内田被告は想像することしかできないとしつつも。

 「毎日私なりに考えながら生活しています」(内田被告)

北海道文化放送
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