富山の発展や地域の活性化に功績のあった個人や団体に贈られる富山テレビACTクラブ賞です。
今回は富山大空襲を体験した父親の記憶を家族で語り継ぐ女性です。
*西田亜希代さん
「空襲警報が鳴った途端にもう爆撃が始まっていた。西から爆弾が近づいてくるのがわかったと父は話しています」
富山県氷見市内の中学校で行われた平和教育。語り部を務めたのは、富山大空襲を語り継ぐ会の西田亜希代さん、56歳です。
西田さんが伝えているのは、1945年に10歳の時に富山大空襲を体験し、去年亡くなった父・進さんの記憶です。
戦後長い年月が経ち体験者の声が失われゆくなか、西田さんは3年前から富山大空襲を語り継ぐ会に入会し、語り部だった進さんの講演活動に付き添ってきました。
*西田亜希代さん
「知らないことで繰り返されてしまう原因があるとしたら知った方がいい。その惨状を体験された方の言葉を伝えて語り続けていくことが大事」
大空襲の記憶を継承するため、娘の七虹さんとともに体験者の声を絵として残す取り組みも始めた西田さん。
県内での戦災資料の常設展示に向け、県や富山市などに対してその必要性を訴えています。
*西田亜希代さん
「展示物はその時代を物語っているので、声は発さないが語り部だと感じている。富山にも展示施設があれば、語りだけでは伝わらない当時の様子など理解が深められるのではないか」