長引く中東情勢により愛媛県でもナフサ不足の懸念が広がっています。松山市内の自動車整備工場の経営者は3日、ナフサ由来の「エンジンオイル」や「シンナー」などがの仕入れ価格が値上がりし、在庫の確保に努める苦境を明かしました。事態が長引けば価格転嫁はやむを得ないとしています。


松山市の「クラフト」は自動車の板金塗装や車検などを行う整備業者。工場で影響が出ているのが、仕入れ価格が値上がりしている「エンジンオイル」。エンジンの摩擦を抑え、冷却や汚れの除去を行ういわば「車の血液」です。実はこの原料が供給に懸念がある「ナフサ」です。工場では値上がり前にまとめて仕入れて在庫は確保したものの…

クラフト・井上正人社長:
「リッター1000円だったものを1500円に(値上げ)」

井上社長が話したのはオイル交換の価格。今後の動向が不透明なため5月から1リットルあたり500円値上げしました。

井上正人社長:
「上げないと将来的に仕入れ自体もどうなるかわからない状態になってますからね。こちらとしても赤字を出しながらは難しいかなと思っております」

塗装に使う「シンナー」もこの2カ月ほどで価格が1.5倍に。値上げ前に仕入れることで3日時点で修理代金の値上がりを防いでいます。そして最も深刻なのは車体の傷やへこみを埋める補修用の素材「パテ」の品薄です。

井上正人社長:
「これで終わりですと(取引先から)言われてます。その後のものは探してもらっています」

こうした状況は40年の工場の歴史の中でも初めてのこと。在庫は海外の製品も含め探しているといいます。資材の価格高騰と品薄には企業努力で対応しているものの、今後も影響が長引けば価格転嫁は避けられません。

井上正人社長:
「自分のところでの節約もあるんだけど、最終的には少しずつ値上げさせていただかないと立ち行かないと思う」

中東情勢の高波が遠い愛媛にも押し寄せてきています。

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テレビ愛媛
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