「いじめ」を防止するための会議が山形市で開かれた。
県は、良好な人間関係や気軽に相談できる環境が「いじめ」の防止につながるとしている。
この会議は「いじめ」を調査し情報を共有することで、効果的な「いじめ」防止策を打ち出すために開かれた。
会議には県や警察、教育関係者など約40人が参加した。
去年、県内で認知された「いじめ」の件数は1万1978件で、前の年度より469件増えた。
特に、小学校では、442件増と大きく増えている。
これは、児童や保護者向けに「いじめ」に関する講習会などを実施したことで、「いじめ」への感度が高くなったためだという。
臨床心理士
「小さな芽のところからいじめを摘み取ることが出来ているという証拠だと思う」
「いじめ」の種類別では、「冷やかし」や「からかい」、暴言などが最も多く7801件。
次に多いのは、「叩く」「蹴る」などの暴力で4594件。
「仲間はずれ」や「集団無視」が2133件となってる。
また、インターネットの普及で、小学校でのSNS上の誹謗中傷が増えていて、今後も増加することが予想されている。
「いじめ」は学年が上がるにつれ減少する傾向にあるが、進学で環境の変化や新しい人間関係により軋轢が生まれ、いじめが増加しやすいという。
会議では、「良好な人間関係の構築」や「スクールカウンセラーの配置」などが、いじめの未然・拡大防止につながるとの意見が出た。
県教育局義務教育課・佐藤元課長
「お互いを思いやる望ましい人間関係づくりへの取り組みを推進したい。小さなことも気軽に相談できる態勢を継続する。子どもたちにいじめは良くないと広げ未然防止につなげる」
県は、県内の各学校が取り組んだ人間関係づくりなどの成功事例をまとめ、共有していくという。