台風6号は2日夜のはじめ頃に宮崎県へ最接近する見込みだ。県内では夕方にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがある。宮崎市など3市全域には避難指示が発令され、空の便や鉄道などの交通機関も終日欠航や見合わせが相次いでいる。猛烈な雨風への厳重な警戒が必要だ。
台風6号が2日夜に最接近へ
台風6号は2日午後2時現在、鹿児島県屋久島付近を時速約25キロで北東に進んでいる。宮崎県内は全域が強風域に入っており、2日夜のはじめ頃に最も接近する見通しだ。

県内では日南市・西都市・国富町にレベル3の大雨警報、宮崎市・日南市・延岡市・西米良村にレベル3の土砂災害警報が発表されている。また、宮崎市、都城市、串間市の3市では全域の世帯を対象に避難指示が出された。

日南市南郷町で避難所に身を寄せている住民は、自宅の裏山にある大きな杉の木の倒木や土砂崩れが怖いため、毎年、台風になると避難していると、不安な胸中を語った。
激しい雨風と河川の増水
2日に予想される1時間の降水量は、南部平野部と北部平野部で70ミリ、南部山沿いで60ミリに達する見込みだ。線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがあり、土砂災害などへの厳重な警戒が必要となっている。

宮崎市折生迫(おりゅうざこ)にある宿泊施設付近では、断続的に横殴りの雨が降り、強い風が吹き付けている。海面には白波が立ち、視界が非常に悪化している。この宿泊施設では台風の影響により4件のキャンセルが発生したという。

また、日南市の高台にある宿泊施設付近でも、朝から大粒の雨が降り続いている。付近を流れる酒谷川では茶色く濁った水が勢いよく流れ、時折大きな木々が流される様子も確認された。水位も徐々に上昇しており、この宿泊施設では職員が朝、出勤できなくなることを想定して、前の夜から泊まり込みで対応に当たっている。
自主避難のために宿泊に訪れる地元住民の姿も見られ、周囲の緊張感は高まっている。
交通機関にも大きな影響
台風の接近に伴い、交通機関には大きな影響が出ている。

空の便では、宮崎空港を発着する全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、ソラシドエア、ピーチ、ジェットスター、オリエンタルエアブリッジの各社が、ほとんどの便または全便の欠航を決定した。

またJR九州は、日豊本線、宮崎空港線、日南線、吉都線の全区間で終日運行を見合わせている。

宮崎交通も、七野-青井岳温泉間や宮崎駅と宮崎空港を結ぶエアポートライナーを運休とした。延岡と福岡を結ぶ高速バスも4便が運休となっている。海の便については、宮崎カーフェリーが宮崎発、神戸発ともに欠航とした。
今後、雨風がさらに強まることで屋外での行動が極めて危険になる恐れがあるため、気象台などは早めの避難と安全確保を強く呼びかけている。
(テレビ宮崎)
