台風が沖縄本島の南の海上から北上を続け、与論島では最大瞬間風速34.5メートルと6月の観測史上最大を記録した。暴風は奄美地方をはじめ、これから種子島・屋久島、さらには九州南部へと順次及ぶ見通しだ。折しも6月1日、九州南部は梅雨入りを迎えており、台風と梅雨前線が重なる形で大雨への警戒も求められている。

「6月の観測史上最大」——与論島を直撃した暴風

6月1日午後6時の推定では、台風の中心は沖縄本島の南の海上に位置する。中心気圧は975ヘクトパスカル、北へ時速20キロで進んでいる。

風速15メートル以上の強風域はすでに十島村まで拡大しており、与論島と沖永良部島は暴風域に入り始めている。台風の進行方向の右側に位置する奄美地方は、より風が強まりやすいエリアにあたる。

与論島ではこの日、最大瞬間風速34.5メートルを観測。「飛んできたものでけがをするような強い風」とされており、6月の観測史上最大の記録となった。

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台風の今後の進路——2日午後には種子島に最接近

台風は2日朝6時頃に奄美大島のすぐ西の海上を通過し、その後北上を続ける予想だ。午前中には十島村に近づき、午後3時頃には種子島に最も近づく見込みとなっている。

その後は偏西風に乗ってスピードを上げ、4日(木曜日)には温帯低気圧に変わる予想だ。

いつ、どこで警戒が必要か——地域別の時系列

気象情報として今梅雨の時期から新たに発表されるようになった「時系列情報」によると、地域ごとの暴風警戒のタイミングは以下の通りだ。

  • 奄美地方南部・北部:1日夜〜2日昼前・昼過ぎにかけて暴風に警戒
  • 十島村:1日深夜0時頃から警戒
  • 種子島・屋久島:2日朝から警戒
  • 薩摩・大隅地方:2日昼前から警戒

台風の中心が最も近づく時間帯の目安としては、奄美地方南部が深夜0時〜3時頃、北部が2日朝6時〜9時頃、薩摩・大隅および種子島・屋久島は2日正午〜午後3時頃とみられている。

大雨にも警戒——梅雨前線と台風が重なる九州南部

台風本体のまとまった雨雲は現在、奄美地方にかかっており、特に与論島で強まっている。加えて、九州南部には梅雨前線に伴う雲もかかっており、1日にはこのタイミングで九州南部の梅雨入りが発表された。2024年より16日遅く、平年と比べても2日遅い梅雨入りとなる。

今後の雨の見通しとしては、1日夜から奄美地方で雨・風が一段と強まる予想で、2日朝には奄美大島などで外出が危険なほどの荒天になるとみられる。台風の北上に伴い、活発な雨雲は十島村から九州南部へと次第に広がる見込みだ。

雨量の予想では、大隅・種子島・屋久島・奄美地方を中心に、最大で1時間に70ミリ、2日夕方までの24時間に300ミリの大雨が予想されている。また、台風の接近に伴い、県内全域で線状降水帯がどこかで発生するおそれがあり、2日明け方からの発生にも警戒が必要だ。

暴風・大雨ともに広い範囲で重大な影響が及ぶ見通しであり、台風の動向と気象情報を随時確認しながら、早めの備えと行動が求められる。

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