4月、新潟市内の道路で下校途中に道に迷っていた80代の男性を助けた中学生7人に警察から感謝状が贈られた。
■新潟市の中学生7人に感謝状
警察から感謝状を手渡されたのは、新潟市江南区にある曽野木中学校の1年生6人だ。
「非常に価値があることで周りの方に模範となる行動、大変ありがとうございました」
江南警察署の曽我正毅署長が称えたのは、この日欠席した生徒1人を含む7人の中学生の行動についてだ。
■「寒くて死にそう」雨に濡れる80代男性を発見
きっかけは4月10日午後5時すぎのこと。
中学校からほど近い交差点のあたりで雨に濡れながら80代の男性がたたずんでいた。
男性を見つけて声をかけたのが、1人で下校していた小竹紗由さんだ。
「雨の中びしょ濡れになっていたので、『大丈夫ですか』と声をかけたら、『介護施設を探している。寒くて死にそうだ』と言っていた」と当時を振り返る小竹さん。
「1人では分からなかったので、みんなに声をかけて、みんなで協力して助けられた」と、すぐに周りいた他の生徒にも声をかけた。
声をかけられた齋藤湊さんは「雨がたくさん降っていて、傘もなかったのですごく寒そうにしていた」と回顧する。
■男性に声をかけながら中学校へ
その後、用事のためその場を離れた小竹さん以外の6人で男性にそれぞれ声をかけながら中学校へ戻ると、先生に状況を報告。
学校側から警察に通報があり、男性は無事に保護された。
中野空星さんは「事情を言って先生を呼んできて、先生に学校に連れて行ってもらった」と話す。
■男性の命救った中学生「勇気出してよかった」
警察のその後の調べで、この男性は新潟市江南区在住で自宅から1人で歩いて外出していたところ道に迷ってしまったことが判明。男性にケガはなかったという。
中野さんは「人の命を救えてとてもうれしかった」と話し、小竹さんも「勇気を出して声をかけられてよかった」と笑顔を見せた。
7人の思いやりが1人の高齢者の命を救った。