日本有数の歓楽街として知られる東京・新宿。
多くの人が行き交う眠らない街で今、ある深刻な問題が起きていました。

その問題は、ごみのポイ捨て。
室外機の上にはお酒の空き缶などが大量に放置。

さらにその下には、たばこの吸い殻が至る所にポイ捨てされていました。

ポイ捨て禁止の貼り紙があるにもかかわらず、後を絶たないポイ捨て。
近隣の飲食店の店長からは悲痛な叫びが上がりました。

近隣の飲食店 店長:
最近になってエスカレートしてきたというか、もっとひどくなってきたというか。多いときは10人ぐらい集まって、みんなでお酒飲みながらたばこ吸ってっていうのがある…。どうしようもないぐらいのレベルになっちゃったから、区とかに動いてもらわないとどうしようもないなって。

ポイ捨ての実態はどうなっているのか。
28日夜、イット!が取材を行っている最中にもポイ捨ての瞬間を捉えました。

当たり前のようにポイ捨てする男性。
さらに、かばんから取り出したのはカップ酒。

いきおいよく飲み干すと、室外機の上にポイ捨てしました。

一方、缶酎ハイを片手にたばこをふかす男性は、空き缶とたばこの“ダブルポイ捨て”。
男性に直撃するとポイ捨ての実態が見えてきました。

“タバコ”と“缶”をポイ捨てした男性:
よくポイ捨てしてますね。(Q.お店では飲まない?)いやあさっと飲んでさっと帰るだけなんで。(Q.どれぐらいの頻度で?)週2~3とか。(Q.なんでここで?)だって暗いじゃないですか。ポイ捨てするなら暗いところの方がしやすい。(Q.悪いことというのはわかっている?)そうですね。

こうした中、新宿区に隣接する渋谷区ではポイ捨て対策を強化。
6月1日からごみのポイ捨てをした人から罰則として、その場で2000円の過料を徴収。
さらに巡回員を最大50人配置し、きれいな街を目指すといいます。

一方、新宿区ではポイ捨て防止のため場所によっては2万円以下の罰金を科すなど、これまでに数々の条例を制定してきました。

しかし、それでも収まらないポイ捨ての実態。
さらなる対策は考えているのでしょうか?

新宿区 ごみ減量リサイクル課は「条例で定めているポイ捨ての対象となるものの範囲を拡充するよう、改正を考えている。渋谷区で始まる条例の動向を注視しつつ、効果的な対策を考えていきたい」としています。

取り締まりとポイ捨てが繰り返される状況に、歯止めをかける対策が求められています。