鹿児島県日置市で5月に入りサルの目撃情報が相次いでいる。住民が腕にけがを負い、飼い猫が襲われるなどの被害も発生。地元小学校では登下校時の安全対策が急務となっており、地域全体に緊張が広がっている。

縁側でくつろぐサル、体長約1メートル

5月19日、日置市吹上町の住宅で撮影された映像には、体長約1メートルのサルが人目を気にすることなく縁側で毛づくろいをする様子が映っていた。この映像は鹿児島テレビに寄せられたもので、サルが住宅のすぐそばまで入り込んでいる実態を如実に示している。

この記事の画像(6枚)

日置市によると、5月9日から23日までの間に、吹上町と日吉町でいずれも1匹のサルの目撃情報が計26件寄せられている。

住民が腕にけが、ネコも被害に

小学校から約500メートル離れた住宅街では、実際に被害が起きている。サルに飛びかかられて腕にけがをした住民がおり、現場となった場所では「サルは住民に飛びつき、危害を加えた」という。

飼い猫が襲われたほか、サルが屋根に登ったり壁を激しく叩いたりする被害も報告されている。猫の飼い主は「一番は安心して暮らしたい。今はカーテンも開けられないような生活なので早く捕獲してほしい」と訴える。

小学校も対策、保護者が車で送迎

5月26日朝、日置市吹上町の小学校ではスクールガードが通学路に立ち、児童が複数で登校したり、保護者が車で送り迎えしたりする様子が見られた。

保護者は「サルが人に危害を加えるということで、車で子どもを送りたいと思っている」と話す。日置市立永吉小学校の那須広代校長も「登下校が一番心配ということで、安全対策を保護者の方に依頼している」と現状を説明した。

市はわな設置を検討

日置市は、サルを見かけた際は刺激したり近づいたりせず、安全な場所へ避難するよう呼びかけている。また、わなの設置などの捕獲対策も検討中だ。

住民の日常生活や子どもたちの通学に影響が及んでいる以上、早期の捕獲と情報共有が地域の安全を守る鍵となる。

【動画で見る▶「近づいたり刺激したりしないで!」鹿児島・日置市にサル出没 けがの住民も 小学校は登校指導 】

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。