1個100グラム近い特大サイズの唐揚げを盛って盛って盛りまくる、そんなデカ盛りで人気の弁当店がいま揺れています。
キッチン BUS STOP・中村巧店長:
必要不可欠なものが全て上がりました。異次元の時代に入った。
直面しているのは鶏肉高騰、ナフサ不足にさらなる試練が加わった“四重苦”です。
埼玉・三郷市にある「デカ盛り唐揚げ専門店 キッチン BUS STOP」では、ふたが閉まりきらないほどのデカ盛り弁当を求め、多くの人が訪れていました。
この店では、ブラジル産の鶏もも肉を1月に約3トン使っていましたが、2025年から仕入れ値が上昇し、現在は1kg780円と倍以上にまで高騰。
2026年から比較的安価な国産むね肉の商品を増やして、仕入れ負担を抑えているといいます。
影響は鶏肉にとどまりません。
弁当の中身が外に出ないように巻くラップや調理用手袋などの備品が、中東情勢悪化によるナフサ不足で軒並み値上がり。
弁当容器も7月の納品分から30%値上げするとの通知が届いたといいます。
キッチン BUS STOP・中村巧店長:
備品関係は多分毎月10万円くらいの負担増になってしまう。
鶏肉高騰やナフサ不足による容器の値上げなど苦境に立たされている弁当店。
唐揚げ作りに欠かせない食用油の高騰にも頭を悩ませています。
キッチン BUS STOP・中村巧店長:
油に関しても(一斗缶で)500円前後の値上げをするという通知は来ました。月3万円ぐらい負担が増える。異次元の時代に入ったなとは痛感。
値上げの波はこれにとどまらず、さらに重くのしかかってくるのがガス代です。
大量の鶏肉を揚げるこの店のガス料金は月に6万円を超え、2025年より1万5000円ほど上がっているといいます。
政府は夏の電気・ガス料金について、負担軽減策を講じるとしていますが、中村巧店長は「もう焼け石に水だと思っている。今後どうなるかわからないので、心構えというか準備はしておこうと思う」と、不安を拭えません。