兵庫県たつの市で親子が刺されて殺害された事件で、指名手配された大山賢二容疑者(42)は、まだ確保されていません。

親子には相当な出血があったとみられますが、防犯カメラに映る男の服に血が付いた様子はないため、大山容疑者は服を着替えて逃走したとみられています。

また大山容疑者は親子の遺体が見つかる前に兵庫県高砂市で職務質問を受けていました。

その際、「人を殺した」と話したものの、具体的なことを話さなかったとみられ、事件の発覚には至らず、たつの市の現場近くまで、送り届けられていたということです。

大山容疑者の行動に不可解な点が多く残る今回の事件。元静岡県警の科捜研出身で犯罪心理学を研究する中山誠教授と現場を歩き、解説してもらいました。

■事件数日後の目撃に違和感「住人以外が入ると目立つエリア」

中山教授は、事件の数日後にも大山容疑者とみられる男が現場付近で目撃されていることに違和感があると話します。

【関西国際大学 中山誠教授】「あまり観光地という感じもしませんから。ここに住んでるエリア以外の人たちが入ってくると目立つ。

事件を起こしているのなら、一刻も早く、この場から立ち去りたいですよね。それをこの付近で座り込んでるっていうのは非常に不思議ですね」

■「犯行後のことをしっかり計画していなかった」か

田中さん親子が殺害されたとみられるのは今月13日ごろ。

大山容疑者とみられる男は、その4日後に現場からおよそ400メートルしか離れていない場所で近隣住民に目撃されています。

【大山容疑者とみられる男を目撃した人】「ここ(住宅敷地内)に座っている状態やね。声かけたら一切反応が無かったんで、なんですかって大きい声出したらスーって立って、もう無表情」

こうした行動について中山教授は、次のように分析します。

【関西国際大学 中山誠教授】「殺害するまでは考えているが、事後のことは考えていなくて、そこに一貫性がないことは結構ある。犯行後のことをしっかり計画していないというケースはあり得る」

■「着替えたということは犯行隠蔽・証拠隠滅の気持ちはある」

一方で、大山容疑者の事件後の姿から、少しばかりの計画性も見えると中山教授は話します。

捜査関係者によると、大山容疑者は、事件後の今月16日に高砂市内で警察官に職務質問された際、血のついた服を着ておらず、刃物なども持っていませんでした。

【関西国際大学 中山誠教授】「血まみれの服で外を歩いていたらそれだけで通報されてしまう。そこで着替えたということは犯行隠蔽・証拠隠滅の気持ちはある。そこが中途半端」

■大山容疑者の実家だった住宅を調べた警察 “この場所で着替えた可能性”捜査か

さらに警察が大山容疑者の実家だった住宅をきょう(5月26日)も念入りに調べていたことについて、中山教授は、大山容疑者がこの場所で着替えた可能性を警察が調べているのではないかと指摘しました。

【関西国際大学 中山誠教授】「一番はこの場所で着替えをしたのか、手を洗ったなら水回りに血液が残っていないか調べるのが重要なところ。

完全に残るかはわかりませんけど、場合によっては排水管まで見ますね。そこからDNA鑑定ができるかどうか」

捜査が続く中、行方がわからないままの大山容疑者。

情報提供は兵庫県たつの警察署(0791-63-0110)で受け付けています。

(関西テレビ「newsランナー」2026年5月26日放送)

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