アメリカ司法省は20日、殺人などの罪でキューバのラウル・カストロ元国家評議会議長を起訴しました。
アメリカ司法省は20日、30年前、亡命したキューバ人を乗せた小型機がキューバ軍に撃墜され4人が死亡した事件で、当時国防相だったラウル・カストロ氏ら6人を殺人などの罪で起訴したと発表しました。
ラウル・カストロ氏はキューバ革命の英雄であるフィデル・カストロ氏の弟でトランプ政権は強い影響力をもつラウル氏を弱め、体制改革を迫る狙いがあるとみられます。
アメリカのトランプ大統領は20日、「キューバは破綻寸前の国家。私たちはキューバを解放している」と強調しました。
また、ルビオ国務長官は20日、キューバ国民に向けたスペイン語の動画メッセージを公開し、現在深刻な問題となっている長時間停電や食料不足について、「アメリカの制裁ではなく、キューバ指導部の腐敗が原因だ」と批判しました。
さらに、トランプ政権として、食料や医薬品など1億ドル、日本円で160億円に相当する支援を提供する用意があると明らかにしました。
一方、キューバのディアスカネル大統領は「キューバへの軍事侵攻という暴挙を正当化するために作られた法的根拠を欠く政治的行動だ」とSNSで批判しました。