今週は大気の状態が不安定な日が続きましたが、そこで注意が必要なのがゲリラ雷雨です。

フジテレビ・災害対策チームの百武弘一朗記者に聞いていきます。

「5月のゲリラ雷雨、注意点は?」「冠水や停電発生、対策は?」
この2つのポイントについて聞いていきます。

山﨑夕貴キャスター:
まずは1つ目のポイントです。今週は列島各地でゲリラ雷雨が相次ぎましたが、この時期はどんな点に注意が必要でしょうか。

百武弘一朗記者:
2026年は5月でも暑い日が続いていますよね。これがゲリラ雷雨が発生しやすい状況になる原因なんです。13日、14日は午後になって関東など各地でゲリラ雷雨となりました。14日の神奈川・横浜市では、1時間に74mmの非常に激しい雨が降りました。これは、傘が全く役に立たないほどの雨です。
こうしたゲリラ雷雨、夏のイメージがありますが、実は5月も注意していただきたいんです。5月は、強い日差しによって地上の気温が高くなる一方で、上空ではまだ冬の名残の冷たい空気が流れ込みます。この気温差によって大気が不安定になって、ゲリラ雷雨が発生しやすいんです。
そして5月、6月、特に注意していただきたいのが、氷の粒“ひょう”です。上空に冷たい空気があるため、真夏と違ってひょうが解けずに地上に降ってくるんです。大きなものだと住宅の屋根を破壊したり、車のボンネットがへこむなどの被害をもたらすこともあります。ひょうが確認されたら、安全を確保しながら頑丈な建物に避難することが重要です。

山﨑夕貴キャスター:
すぐに避難、心がけたいですね。
では、続いて2つ目のポイント。発生を事前に予想することは難しいゲリラ雷雨ですが、今やっておくべき対策はどんなことになりますか?

百武弘一朗記者:
14日は横浜市内の各地で冠水が確認されましたよね。横浜市によりますと、市内でも6軒の浸水被害がありましたが、こうした冠水は排水能力が限界を超えたことで起こります。また、道路にある雨水ますが詰まってしまうと、下水溝に雨水が流れずに道路が冠水することもあるんです。土砂やごみが雨水ますに詰まっていないか、改めて確認しておくことが大切になります。
さらに14日は、女性が運転していた車が横浜市、雨水がたまった“くぼ地”で浸水してしまって走行できなくなる被害もあったそうなんです。車の運転では、浸水の深さわずか30cmの道路に入った場合でも、ボンネットなどに水が入って走行に支障が出る恐れがあるとの実験データもあります。冠水した道路には立ち入らず迂回(うかい)することが大事です。

山﨑夕貴キャスター:
14日は大規模な停電も起きたということですが、こちらはどんな対策が必要になりますか?

百武弘一朗記者:
14日の横浜市は、ゲリラ雷雨とともに一時、最大で1万軒以上が停電しました。ここで注意したいのが、電気が復旧した際です。ショートして出火する通電火災というものがあります。水にぬれた家電やコンセントは火災の原因となります。停電中に避難などで自宅を離れる際には、大元のブレーカーを必ず落とすこと。そして、復旧後も家電がぬれていないか安全を確認してから電気を使ってください。