5月13日は福島県内でひょうが降り、農作物などに被害が出ました。ひょうは6月にかけてシーズンを迎えるため注意が必要です。福島テレビ・斎藤恭紀気象予報士によると、14日も大気の状態が不安定で、会津や中通りでは午後に局地的な雷雨の可能性があります。
■ひょう被害と今後の注意点
5月13日、福島県内では大気の状態が不安定となり、ひょうが降りました。
果樹農家からは、露地のブドウや桃に被害が出たとの連絡が寄せられています。
福島県果樹研究所によると、ひょうで傷ついた果実への対策として、今はちょうど摘果(間引き)の季節なので、「傷がついた実を慎重に見つけて摘果してください」とのことです。傷がついたまま育つと売り物にならなくなってしまいます。
今回降ったひょうは猪苗代町で最大4mm程度でした。気象学的には直径5mm以上の氷の粒を「ひょう」、それより小さいものを「あられ」と呼びます。
猪苗代町で降ったものはひょうに近いあられとみられ、粒が比較的小さかったため、車のボディがへこむといった大きな被害の報告は少なかったようです。ひょうは粒の大きさによって落下速度が大きく異なり、直径2~4mmでは時速40km弱ですが、5cmになると時速115kmにも達し、車をボコボコにしてしまうことがあります。
ひょうは雷雲の中で、上昇気流によって氷の粒が大きくなることで発生します。これから気温が上がる6月から7月にかけて、ひょうのシーズンとなりますので注意が必要です。
対策として車に毛布をかける方法もありますが、ひょうが降る際は突風を伴うことが多く、毛布が飛ばされる可能性もあるため注意してください。なお、ソニー損保によると、ひょうによる車の損害は車両保険で補償されるとのことです。
■あす5月14日の天気
斎藤さんによると、14日も大気の状態が不安定な状況は続きます。
ただ、13日ほど気温が上がらない見込みのため、ひょうが降るリスクは13日よりは低いとみられます。雷雲が発生するとしても、13日よりはやや遅い時間になりそうです。
【会津地方】
午後、裏磐梯や猪苗代、南会津で雷雨となる可能性があります。
【中通り北部】
午後3時から午後6時ごろにかけて、福島盆地周辺などで局地的に雷雲が発生するかもしれません。降雨時間は30分程度とみられます。
【中通り中部】
郡山では磐梯熱海方面から雨雲が進んでくる見込みです。床下浸水などの心配はないと思われますが、レーダー画像をこまめにチェックする習慣をつけるとよいでしょう。
【中通り南部】
13日には塙町や平田村で停電が発生しました。14日もリスクは残るため、携帯電話の充電などをしっかりしておくことをお勧めします。
【浜通り】
海からの涼しい風が吹くため気温が上がらず、雷雲が発生する可能性は低い見込みです。
※2026年5月13日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。