事故から1週間が経過した。運転手探しが難航していたことを示す証言も明らかになるなか、容疑者は1年以上バスを運転していなかったとみられる。

■動画を撮影していた生徒も
若山哲夫容疑者(68)は、5月6日に福島県郡山市の磐越自動車道でマイクロバスの事故を起こし高校生18人を死傷させた疑いがもたれている。
「運転技術に不安はない」という供述とはうらはらに、複数の生徒が「事故の前にもトンネル内で車体をこすっていた」などと証言。「死ぬかもしれない」などと家族にメッセージを送ったり、事故直前の動画を撮影していた生徒もいたという。

■消防司令長が語る
事故現場で活動にあたった、会津若松地方広域消防本部の青柳誠消防司令長は「通報段階では、たくさんのケガ人が発生したと思った。現場に到着したら、ガードレールがバスに突き刺さっていた」と、当時の緊迫した状況を語る。
また「容疑者が乗った救急車が出発してたかと思うので会っていない」と話し「車を運転するということは同乗者の命、そして背景には家族もいらっしゃる。その思いをもって運転してほしい」と語った。

■他の学校の指導者は
部活の遠征中に起きた痛ましい事故。
福島県内の部活の指導者は、福島テレビの取材に対し「遠征では観光バスをお願いしたり、学校所有のバスを委託のドライバーに運転してもらったりしている」「お金がかかるのは事実で、生徒の家庭の負担を少なくしたいが、あのような事故があってはならない」と話した。

■運転手探しが難航
捜査関係者によると、容疑者は1年以上バスの運転をしていなかったとみられる。
「引き受けてくれる人が見つからず若山容疑者に依頼した」などと運転手探しが難航していたことを示す証言もあり、部活動における安全とコストのジレンマも事故により顕在化している。

「白バス」行為についても捜査が進むなか、福島県警は5月13日に県内のレンタカー協会などに、今回の事故で問題視されている車両の「又貸し」などについて書面で注意喚起している。

福島テレビ
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