松江市の堀川で日本の生態系に被害や影響を及ぼすおそれのある特定外来生物のひとつ、アカミミガメの駆除が行われました。
松江城を囲む堀川から引き上げられたのは、アカミミガメ。
戦後、原産地のアメリカから観賞用として輸入されましたが、繁殖力が非常に強く、野生化すると生態系に影響を及ぼす恐れがあるとして2023年、条件付特定外来生物に指定。
法律で屋外への放流や販売などが原則禁止されています。
中村友香記者:
重たくて持ち上がらない!
毎年、松江市の堀川などで繁殖が確認されることから、県が環境保全の活動に取り組む「まつえワニの会」に駆除を依頼しています。
繁殖シーズンの5月から8月にかけて、ほぼ毎日、市内の16か所に罠を仕掛け、駆除を始めてから2025年までの6年間に約1万3400匹を捕獲しました。
近年は捕獲される数が減少しているということですが、春と秋の年2回、1匹が合わせて40個程度を産卵するなど繁殖力が強く、駆除の手を止めることはできないと言います。
アカミミガメは、JR松江駅近くを流れる川でも…。
家の人:
ここのところにずっと。小さいのはあちこちで。たくさん産んでいるところはあそこらへんですね。1匹くらいならいいけど、たくさんいると気持ちが悪いですよ。
民家の敷地に入り込んだカメが産卵することも。
「ワニの会」では、ふ化したカメを回収、繁殖を防いでいます。
まつえワニの会・小草一政副代表:
小さい頃はミドリガメといいまして、観賞用に飼っていてかわいいですが、徐々に大きくなりますと、川に流したり放したりする。命が尽きるまで飼ってほしい。
アカミミガメなどの外来生物を川などの野外に放すことは法律で禁じられ、違反すると個人の場合、3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金が科されます。
ワニの会では、生き物の飼い主に責任をもって最後まで飼育するよう強く呼びかけています。