北アルプスで遭難が相次いでいる。5月12日午前、北アルプスの烏帽子岳の尾根で倒れている男性が見つかり、死亡が確認された。身元は行方不明になっていた新潟県の59歳男性と判明した。鹿島槍ヶ岳では斜面で倒れている男性の遺体が発見された。また、燕岳方面に入山したとみられる中国籍の女性が行方不明になっている。
烏帽子岳で倒れている男性を発見
12日午前10時ごろ、北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根付近で倒れている男性を県の消防防災ヘリが発見した。
松本市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。
身元は新潟県三条市の公務員の59歳の男性と判明した。
男性は11日から、烏帽子岳の南の野口五郎岳方面に入山し、ヘリなどで捜索していた。
鹿島槍ヶ岳で滑落か
また、12日正午ごろ、遭難者を捜索していた長野県警山岳遭難救助隊員が北アルプス鹿島槍ヶ岳の赤岩尾根南側の斜面(標高約1900メートル)で倒れている男性の遺体を発見した。
現場の状況から男性は滑落したものとみられる。
鹿島槍ヶ岳の周辺では、東京都豊島区の無職の71歳男性が10日夜から行方不明になっていて、警察が捜索していた。
警察は、遺体は行方不明の男性の可能性もあるとみて身元の確認を進めている。
中国籍の56歳の女性が行方不明
燕岳周辺では中国籍の56歳の女性が行方不明になっていると、5月7日に夫から中国大使館を通じて長野県警に連絡があった。
来日前に「燕岳や槍ヶ岳に行って上高地に下りる」と話し、4月29日に「中房温泉に行く」と通信アプリで連絡してきたのを最後に連絡がないという。
警察は、女性がいわゆる「表銀座ルート」で入山した可能性が高いとみて、捜索を続けている。
先週末から長野県内の山では遭難が相次ぎ、12日までに男女4人の死亡が確認されている。
