「糖質」をしっかり取ろう
体の火照りを取って体温を下げると、食欲が湧いてくるものです。そこでしっかりと栄養を取ることも、熱中症対策につながります。
大切なのは、体を動かすエネルギーになる食べ物を摂取すること。ごはんやうどん、パスタなどの炭水化物を食べて、エネルギーのもとになる「糖質」を体に取り入れましょう。
糖質を摂取すると、体は強い力を発揮することができます。回復時に体を元に戻そうとするシステムも働くようになるので、しっかり食べてほしい栄養素です。
体が火照って食欲が落ちると、冷たいものや軽く食べられるものばかりになってしまいがちです。しかし、そうなると体がリカバリーできず、疲労感が残って活動しにくくなるので、結果的に食欲が湧かないという悪循環に陥ってしまいます。
こまめに体を冷やし、食事と睡眠を取ることで体がリカバリーされ、熱中症を予防しつつアクティブに活動することができます。日々のケアが、健康的な毎日につながります。
長谷川 博(はせがわ・ひろし)
広島大学大学院人間社会科学研究科教授。日本スポーツ協会「スポーツ医科学専門委員会スポーツ活動中の熱中症事故予防に関する研究プロジェクト」班員、国立スポーツ科学センター「東京オリンピック特別プロジェクト」研究員などを務める。
構成=有竹亮介
