熱中症は、重症化すると後遺症が残ることや、命にかかわることもある。暑くなる季節は、熱中症の予防を心がけながらスポーツやレジャーを楽しみたい。運動生理学を研究し暑さ対策に取り組む広島大学の長谷川博さんに対策を聞いた。

屋外活動自粛を検討する基準

夏場の運動やレジャーは、細心の注意を払って行うことが大前提です。

気象庁から「熱中症警戒アラート」が発表された際、屋外での激しい運動や長時間の活動は控えたほうが賢明です。「熱中症警戒アラート」が発表された地域は気温が著しく高くなり、熱中症リスクが高まっていると考えられるからです。

また「暑さ指数(WBGT)」も確認しましょう。

暑さ指数とは、気温や湿度、日射(輻射熱/太陽から放出される熱)、風などをもとに導き出される数値で、28を超えると、熱中症リスクが一気に高まります。気温31度以上、湿度60~70%以上の環境です。

運動に関する指針(環境省「熱中症予防情報サイト」より)
運動に関する指針(環境省「熱中症予防情報サイト」より)
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夏の甲子園も、一部日程においては暑さのピークの時間帯を避ける二部制が導入され、朝と夕方に試合が行われます。現在の日本の夏は、日頃から運動をして暑さに慣れている高校球児であっても、このような処置を取らないと厳しい状態になっているといえます。

屋内であっても、風がない場所だと熱がこもり、熱中症になる可能性があります。エアコンや大型扇風機を備えていない体育館などでは、活動しないほうがいいでしょう。

子供との屋外レジャーはやけどに注意

子供の夏休み中、一緒に外で遊んだりレジャーに出かけたりしたいと思うかもしれませんが、無理は禁物です。