北海道・東川町の水田に次々と植えられていたのは、ブランド米のゆめぴりかです。
秋の収穫に向け、各地で田植えが進む中、果たして気になる新米価格は?
11日、埼玉県内のスーパーでは、人気のコシヒカリなどが、税抜きで3000円を切る価格で売り場に並んでいました。
新鮮市場 東本郷店・飯田智成店長:
少し前でこの値段で出すのはまずあり得ない。今年に入って100円、200円、300円、(価格が)落ちている。
スーパーに訪れた人は「(Q. 銘柄米安いとどう?)冷めた時も結構おいしいし(価格が下がると)本当に助かります」と話します。
そうした中で11日、コメ取引関係者を対象にした今後の価格見通しが発表されました。
指数が「100」に近づくほど高くなる傾向を示しますが、向こう3カ月の価格見通し指数は「28」。
7カ月連続で節目の「50」を下回り、値下がりするとの見方が依然、優勢となっています。
最新のスーパーのコメ価格も、5kgで3796円と約8カ月ぶりに3700円台へ。
新米が出回る前に在庫を減らそうとする動きが活発化しています。
このまま秋の新米価格も下がるのでしょうか。
コメの流通に詳しい、宇都宮大学農学部の松平尚也助教は「去年は4000円超えていたが、ここまでは高くならない、ブランド力があっても。新米がとれてからも影響してくる、在庫が多いと。(新米が販売される時期の価格は)3500円前後になるのではないかと」と予想します。
一方で、生産者からは不安の声も聞かれました。
コメ農家・多田正吾さん:
大変だけど、コシヒカリは“コメの王様”。基本的にはどこの農家も2~3割コシヒカリを作ってる。
人気のコシヒカリですが、記録的な猛暑に見舞われた2025年、その弱点が浮き彫りになったといいます。
コメ農家・多田正吾さん:
暑いと水不足やカメムシで品質低下が起きる可能性がある。コメが細くなったり等級も落ちる。
秋の収穫に向けた今後のコメ価格の動向に引き続き注目です。