岩手県大槌町は、5月2日、4月22日に町内2カ所で発生した山林火災について、「延焼拡大の危険が無くなった」ことを示す鎮圧を午後1時に発表した。
山林火災は4月22日午後に発生し、5月2日午前9時時点で確認されている焼失面積は、小鎚地区が約446ha、吉里吉里地区が約1,187ha、合わせて約1633haに上っている。
この焼失面積は、2025年2月に大船渡市で発生し3370haを焼いた山林火災に次いで、平成以降国内2番目の規模となっている。
これまでに住宅1棟の全焼を含む8棟の被害が確認されている。
また、避難所で60代女性が階段から転倒しけがをしたほか、消火活動中の40代消防団員が、鉄製の消火栓の蓋に右手を挟まれけがをした。
今回の山林火災では、長井地区、沢山地区、赤浜一丁目、赤浜二丁目、赤浜三丁目、安渡一丁目、安渡二丁目、安渡三丁目、吉里吉里一丁目、吉里吉里二丁目、吉里吉里三丁目、吉里吉里四丁目の合わせて1558世帯・3257人に避難指示が出されていた。
大槌町は、4月29日午後1時45分に、ヘリで上空から目視で確認したところ安全性が確保されたと判断したことから、ほとんどの地区(安渡、赤浜、吉里吉里、沢山)の避難指示を解除した。
翌30日午後4時30分には道路の安全が確認できたことと住宅への延焼の恐れがないことから長井地区の避難指示を解除し、全ての避難指示を解除していた。
2日午前に平野公三町長が現地調査を行い、午後1時に延焼拡大の危険性がなくなる「鎮圧」を宣言した。
(岩手めんこいテレビ)