住宅街でカメラが捉えたのは衝撃的な光景でした。

ゴールデンウィーク初日の29日午前8時過ぎ、秋田・大仙市にある野球場の近くでバスの中から、クマが走る様子が撮影されました。

当時、バスに乗っていた人は「(子供たちを)外に出さずバスの中で待機していた。これから野外の練習も危険になりそう」と話します。

祝日の29日は子供たちの野球の練習試合があり、球場にバスが着いた直後にクマが出没したといいます。

近くには小学校や中学校もある住宅街でのクマ出没に、住民の間では不安が高まっています。

近隣住民:
家を出るのも怖い。ことしは春からこういう状況なので、どうなっていくのか不安。

さらに同じ時間帯に付近では別の人もクマを目撃。

こちらのクマも一目散に走っていました。

向かった先には野球場があることから、同じ個体とみられます。

秋田県が運用する「クマダス」によりますと、4月のクマの目撃数は30日午後3時の時点で367件と、2025年4月の85件から4倍以上に増えました。

そして、30日に出没が確認されたのは高速道路上です。

午前11時過ぎ、大仙市から秋田市に向かう秋田自動車道を、クマが“猛ダッシュ”で横切っていきました。

秋田市では29日、港にある防波堤でもパイプラインの上を歩くクマが目撃されました。

この時、防波堤は無料開放されていて、クマの向こう側には釣り人の姿も確認できます。

釣りをする人:
やっぱり恐怖しかないよね。釣り道具より魚より命の方が大事。命あっての釣りだから。

防波堤の近くでは目撃情報が相次いでいて、新たな映像では体長1メートルほどのクマが立ち入り禁止のゲートをくぐり抜け、悠々と歩く姿が目撃されました。

ゴールデンウィーク中も各地に出没するクマ。

北海道・新冠町では25日、大きな尻を揺らして疾走する巨大なヒグマが目撃されました。

さらにその2日後、北海道・苫前町では体長2メートル超え、体重330kgのクマが捕獲されました。

どちらのクマも冬眠明けとは思えない体つきをしていました。

富山市では29日、犬の散歩をしていた40代の女性が、近くの用水路から飛び出してきたクマに襲われ負傷しています。

警察や猟友会などが30日朝からクマを探し、その後、駆除しました。

そして、クマ出没の脅威は関東甲信でも。

山梨・早川町の川沿いに現れた1頭のクマ。
4月12日、渓流釣りをしていた男性が帰ろうとした時、クマに遭遇したといいます。

渓流釣りでクマを目撃:
見つけた時にはもう手前にいました。すぐ目の前に。5メートルくらい先です。大きさは1メートルくらい。焦って声を出して逃げると追いかけてくる。焦らずに対処することが大事。

多くの人が出かけるゴールデンウィーク。

クマの出没が確認されているレジャー先などでは警戒が必要です。