ゴールデンウィーク真っただ中。
観光客が殺到する人気映えスポットでは、迷惑行為が相次いでいました。
取材班が向かったのは、ウグイスの鳴き声が響く静岡・富士市。
茶園の大淵笹場は、視界いっぱいに広がる富士山と段々に連なる茶畑が一望できる絶景スポットです。
江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が「冨嶽三十六景」の中で描いた景色としても知られています。
この日本の原風景を求めて、多くの外国人観光客らが訪れ、ゴールデンウィークには1日に1000人以上が殺到する日もあるといいます。
アメリカから訪れた人からは「ハネムーンで来たんだよ」「衝撃的だわ。人生で一回は見なきゃね」「本当に美しいよ」といった声が聞かれました。
観光客が急増する絶景スポットで取材を進めていると、迷惑行為を目撃しました。
茶畑内への立ち入りは禁止とされており、特に今の時期は新芽を傷つける可能性があるといいます。
畑の目の前には注意書きの看板がありますが、茶畑への侵入は後を絶ちません。
茶畑の中をどんどんと進んでいく女性。
その場所を見てみると、枝が折れてしまっていました。
立ち入り禁止エリアで撮影を行っていた男女2人組に直撃取材しました。
茶畑に侵入した観光客:
(Q.何を撮影していた?)景色。(禁止だと)知らなかった。みんなが入ってなかったから、多分だめだと思った。ごめんなさい。
迷惑行為は他にも。
茶畑の近くの壁には至る所に落書きがされています。
この場所に来た思い出を残すためでしょうか、「アイ・ラブ・フジ」の文字が。
さらに、韓国語で「2026年4月に来た。おじいちゃん、おばあちゃん、父・母と一緒に」と書かれていました。
地元住民は、周辺に捨てられるごみが多すぎると嘆きの声を上げます。
地元住民:
少し外れた所や沢は(ごみが)ひどい。見えないところにコンビニの袋がぶん投げてある。持って帰れですね。
こうした事情から、大淵笹場を管理する保存会は、4月から一部の観光客に協力金の呼びかけを始めました。
大淵二丁目ささば景観保存会・藤田好廣代表:
この畑を維持するにはお金がかかる。そのために(協力金)お願いできませんかという形。