2026年4月から新たに導入された自転車の交通反則切符いわゆる”青切符”の現状について。青切符制度が導入されて1か月が経過した。この1か月で見えてきたことは…。
■1か月後、自転車の走行は?
「歩道なのですが、並走して通行している。歩行者も近いため大変危険だ」「猛スピードで自転車が一台、踏切が鳴ったたがギリギリ超えてきた。かなり危険だ」
3月30日、自転車の危険な走行が見られた福島市のこの場所。
”青切符制度”が始まりまもなく1か月となる4月30日に改めて行ってみると…踏切前で一時停止をする人の姿や車と同じ左側通行を守り安全に走行する人が増えた印象だった。
高校生は「左側通行のところを意識したり、あとは歩道を運転しないとかそういうところを気をつけるようにしてて」と話す。
■交通ルールの浸透と事故の減少を期待
「信号無視」や「一時不停止」など、100種類以上の違反行為があり、違反をした場合には車と同じように「反則金」が課せられる自転車の”青切符制度”。導入によって交通ルールの浸透と事故の減少が期待される。
福島県警察本部交通企画課の石井隆浩調査官は「県民一人ひとりの皆さんが自転車を運転するにあたって交通ルールを守って運転しようという意識は非常に高まってきていると思いますので、今後事故件数の減少にもつながっていくと思っています」と話す。
県警察本部では継続的に青切符制度の周知とともに、自転車の安全利用を呼びかけていく。
■記者解説・取り締まり件数
ーー実際にこれまで自転車の青切符制度で取り締まられた件数はどうなっている?
県警察本部によると、4月1日から21日までの間に9件の違反が取り締まられている。その内訳は「信号無視」が2件。「通行区分」いわゆる右側通行が1件。「指定場所一時不停止」が3件。「携帯電話使用等」が3件となっている。
ーー取り締まりの強化で今後事故件数の減少が期待されるが、実際現場に行って感じたことは?
印象的だったのが1か月前と比べて「ヘルメットを着用する人が増えた」ということ。青切符の対象ではないが「ヘルメットの着用」は努力義務だ。
2025年の自転車事故の死傷者数421人のうちヘルメットをかぶっていたのは101人で、着用率は約2割程度にとどまっている。
県警察本部の石井調査官によると、「自転車の死亡事故の5割以上が頭部にケガを負っている」「ヘルメットをかぶっていれば命が助かったという事故もたくさんありヘルメットの着用は非常に重要」ということだ。
「取り締まられるから」ではなく「自分の命を守るため」にも交通ルールをしっかり守ることが大切だ。