5月1日で、導入から1か月となる自転車の「青切符」制度。
交通ルールの分かりづらさが指摘される中、意外な影響も出ています。
《4月1日》
◆警察
「きょうから自転車の青切符制度があるので注意して下さい」
4月1日から始まった自転車の交通違反に対する、いわゆる「青切符」制度。
対象となる交通違反は113種類で、反則金は最高で1万2000円です。
警察によりますと、県内では4月29日までに一時不停止などで38件の青切符が切られました。
導入からまもなく1か月。
福岡市の商店街ではー
Q.ルールが変わって1か月。気を付けていることはありますか
◆街の人
「全部。覚えきれないほど罰則があるから。(以前は)歩道を勢いをつけて若い人たちがシューと行くんですよ。それは減ったかなと思います」
一方で、取材中にはー
◆記者リポート
「自転車が逆走してますね。車を避けましたね。それで自転車は歩道の方に行きました。危ないですね」
原則、車道の左側走行が義務づけられている一方、
・専用の標識がある場合
・子どもや高齢者
・自動車の通行量が著しく多い道路では、例外的に歩道での走行が認められる
など、分かりにくさもある自転車の交通ルール。
◆自転車ユーザー
「道が分からないところでは、変に行って交通ルールを破っても良くない。通勤の間はどんな道かわかるのでいいが、別の場所に行きたいと思ったときは『自転車に乗るのをやめよう』と思うときもある」
こうした中、福岡市内の自転車販売店ではある「異変」がー
◆自転車のいいとも 吉田裕仁店長
「冬の間に乗らない自転車の空気が抜けていて、春になると皆さんメンテナンスに持ってくるはずが、例年に比べるとちょっと数量が少ない。やっぱり乗り控えをしている」
自転車の「乗り控え」です。
青切符制度が始まり、ライトやかごなどの売り上げは伸びている一方、この店では自転車の販売が1割ほど減少しているといいます。
◆自転車のいいとも 吉田裕仁店長
「警察官が全部の交差点を見張っていたり、取り締まりをしたりするわけではないが、ものすごく窮屈に感じるので自転車に乗るのが少し億劫になる」
店では利用客から制度の質問を受ける機会も増えていますが…
◆自転車のいいとも 吉田裕仁店長
「私を含めて自転車ユーザーは正確な情報が分からない。どうしたらいいんだろうって、分からない状況で制度が始まっている」
まもなく制度開始から1ヵ月。
分かりにくさがいまだ拭えない中、福岡県警は「引き続き広報活動を強化し、ルールの周知に努めたい」としています。