中東情勢悪化の影響が地域経済にも忍び寄っています。塗装工事の現場では原油から作られるシンナーや塗料などの入手が極めて困難となっています。
◆塗料・シンナー全く手に入らない日々 在庫を切り崩すもあと2~3カ月しか…
(エイ塗 高村勝也社長)
「塗料用シンナーは完全に入ってこない状況。さび止めなどの下塗りも入ってこない」
倉敷市児島で塗装会社を営む高村勝也さん。中東情勢の悪化により前例のない危機に直面しています。原油から作られるシンナーや下塗りに必要な塗料が全く手に入らず、在庫を切り崩しながら対応していますが、あと2~3カ月ほどしか持たないと言います。
◆ガムテープの入荷も困難に リフォーム工事の納期に間に合わない恐れも
さらに、不足しているのは、シンナー、塗料だけではありません。
(エイ塗 高村勝也社長)
「ガムテープもなかなか入らない状況。入っても週に1回1箱。以前は注文したら次の日には来たが、今は1~2週間かかるので困っている」
住宅の修繕やリフォーム工事の依頼が増える今の時期。現在、6つの現場を請け負っていますが、不足する塗料の入荷にムラがあるため、作業が予定通り進まず、こちらの現場では6月上旬の納期に間に合わない恐れがあります。
◆先行き見通せず…「この状態が続けば会社も危ない」
(エイ塗 高村勝也社長)
「助成金などがあったら一番良いが、これからどうなるかは分からない。この状態が続けば会社も危ない。従業員はもちろん守っていかなくてはならないし、いつまで続くのか、と最後には限界が来る」
先行きの見通せない中東情勢。地域の暮らしを支える現場にもじわじわと影響が出ています。