2025年の夏に熱中症で救急搬送された患者は、全国で統計を取り始めた2008年以降では最も多い10万510人で、山陰両県でも合わせて1269人となりました。
この夏も危険な暑さが予想される中、『イット!』では、熱中症ゼロを目指して様々な角度からお伝えしていきます。
4月29日にお伝えするのは“早めの夏じたく”、暑さに体を慣らす「暑熱順化」についてです。
4月22日に東京で開かれたイベント『カラダのなつじたく』。
早めの暑さ対策をとってもらおうと開かれました。
参加した親子は、教育番組の”体操のお兄さん”としてお馴染みの福尾誠さんといっしょに体を動かして汗をかき、汗をかくと体温を下げる効果があることを学びました。
実はこの汗をかくことが重要、本格的な夏を前に暑さにからだを慣らし汗をかく準備をする「暑熱順化」が熱中症対策のカギとなります。
木村あおぞらクリニック・木村隆誉院長:
暑くなってくるタイミングで体が暑さに慣れていかなければならないので、それが「暑熱順化」というものになります。
米子市のクリニックの院長を務める木村隆誉医師。
内科、外科、放射線科が専門ですが、かつては鳥大附属病院の救命救急センターに所属、救急医療の最前線に立った経験もあります。
木村あおぞらクリニック・木村隆誉院長:
25℃を超えてというところになると、そこの準備をしていかなければならない。汗をかくような体を作っていく。
暑さにうまく慣れず、汗をかけないまま夏を迎えると体内の熱を排出できず、熱中症のリスクが高まると言います。
そこで必要なのが「暑熱順化」。
木村医師が勧めるのは、日常生活の中で意識的に汗をかくこと。
小さな努力の積み重ねです。
例えば、ジョギングやウォーキング、ストレッチなどの軽い運動や40℃くらいの湯船に約10分間浸かることでも同様の効果が得られるということです。
これを最高気温が「25℃」を超えるようになる4月下旬から5月上旬、ちょうど今くらいの時期に始めるよう勧めています。
木村あおぞらクリニック・木村隆誉院長:
このぐらいの少し暑くなってきたかなというときに(暑熱順化の対策を)やっておくと、本格的な暑さがきても体準備できている。
暦の上でも夏を迎える5月を前に「暑熱順化」、暑さに体を慣らし始めましょう。