松江から世界のトップへとどう駆け上がったのか、TSKでは錦織選手が小学生の頃からプロデビューするまで密着取材してきました。

錦織選手を最初に取材したのは2001年。
あどけなさの残る小学生の時でした。
ラケットのほうが大きく見えるほどです。

岡本敦アナウンサー:
私もかつてインターハイ出場という過去の栄光を持っているので挑戦してみたいと思います。

岡本敦アナウンサー:
参りました。球の強さが違いますね。

5歳の時、松江市のテニススクールで競技を始めると、ずば抜けた運動神経でめきめきと腕を上げ、国内ジュニアのタイトルを総なめに。

小学生時代の錦織圭選手:
ウィンブルドンとか世界の4大大会で活躍するようになりたいです。

当時から世界の頂点を見据えていました。
その後、中学生の時にアメリカへテニス留学。
一時帰国した際には…。

高校生時代の錦織圭選手:
自分自身、英語も話せるようになってきているし、成長していると思います。

すでに世界のジュニア大会でも結果を残していて、目標はより具体化していました。

高校生時代の錦織圭選手:
グランドスラムで優勝することです。

そして、2007年にプロデビュー。

プロデビュー時の錦織圭選手:
練習を頑張って、トッププレイヤーを目指したい。

松江から世界へ、20年近く日本のテニス界を牽引する存在となりました。

プロを目指した錦織選手を支えたのは地元・山陰の指導者たちでした。
引退表明に驚きながらも、ねぎらいの言葉を贈っています。

錦織選手が5歳から通った松江市の「グリーンテニススクール」。
少年時代に指導した細木秀樹コーチです。

細木秀樹コーチ:
彼自身が試合をしていること自体がテニスの普及につながっていたことにも感謝したい。夢を見させてもらったこともある。

当時の思い出は…

細木秀樹コーチ:
コートの中では一選手としてオーラを出して相手と向き合う。コートの外だと一人の少年としてみんなとワイワイするいたずらっ子という部分もあった。
切り替えられるところが本当に印象強い。

最後まで「らしさ」出してほしいと期待を込めました。

細木秀樹コーチ:
僕自身も圭のテニスが好きですごく楽しいと思える。最後の最後まで圭のスタイル、圭の楽しいテニスを最後まで貫いてほしい。

また、コーチの娘で、プロとして活躍する細木咲良選手は偉大な同郷の先輩に感謝の思いを示しました。

細木咲良選手:
小さい頃からプレーを見て勉強していたので、勇気や希望を与えてもらってありがとうございましたという気持ちです。

このスクールには現在約100人が所属、「次の錦織選手」を目指して汗を流しています。

スクール生:
「圭選手のプレーを見て、もっと強くなりたいと思って、今ここで頑張っています。」「頭のいいプレーを学んで自分のテニスに生かしたい。」

一方、鳥取にもキャリアの初期を支えた指導者がいます。

石光孝次コーチ:
本当にお疲れさまというよりもありがとう。本当に夢をさせてくれてありがとう。

鳥取市のテニススクール代表、石光孝次さん。
錦織選手の少年時代、国内遠征に付き添うなどして指導にあたりました。

石光孝次コーチ:
遊び心を持ってテニスと取り組んで相手といっぱい駆け引きをしてた選手でした。

当時から目を見張るものがあったといいますが、ここまでの活躍は想像していませんでした。

石光孝次コーチ:
日本人男子でグランドスラム優勝なんて、夢のまた夢と思ってたところにあと一歩まできて本当に感謝が一番。

そして、現役ラストシーズンを悔いなく終えてほしいと激励しました。

石光孝次コーチ:
けがを最小限に抑えながら頑張ってくれるといいなと思います。
第22人生のスタートラインにもう少しで経つんだろうなという感じ。
ゴールではなくスタートラインに立ったねという声はかけてあげたい。

岡本楓賀アナウンサー:
現在、地元・松江市では、錦織圭選手引退の号外が配布されています。

まちの人:
「(号外見て)ショックですね。」
「いま初めて知りました。」
「ランキングも上位でいて、けがをしてから調子悪かったですけど、残念ですね。」
「これからも続けていくのかなと思っていたので、驚きですね。」
「(ニュースを)けさ、見ました。頑張っていらっしゃったので期待していましたけど、残念です。」
「(今後)帰ってきて指導してほしいですね。」

松江市内の和菓子店では、全米オープンで準優勝を果たすなど4大大会で快進撃をみせた錦織選手を応援しようと当時、作ったのがテニスボールそっくりに仕上げた和菓子。
ふるさとからエールを送ってきました。

彩雲堂・山口晋平さん:
長い間、お疲れさまという気持ちで拝見しました。
私も小さい時から同じテニスをしていたので、地元とテニスを盛り上げたいという気持ちで作ったお菓子が思った以上の反響があって、当時すごく驚いたのを覚えています。

また松江市の上定市長も「けがと闘いながらも、最後まで諦めずコートに立つ姿は松江市民のみならず、日本中・世界中の皆さんに勇気と希望を与えてくれました。
最後の最後まで全力で応援します」とこれまでの活躍をたたえ、ねぎらいました。

TSKさんいん中央テレビ
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