島根県安来市のバス会社が、ドライバーが「眠りの質」を意識することで健康を保ち、安全運行につなげる新たな取り組みを始めました。
ドライバーの「眠りの質」を専門家がチェック、必要に応じて改善を指導します。
観光バスの運行を手がける安来市の「伯太観光」です。
伯太観光ハクトトラベル山陰バス・安野正浩専務取締役:
バスの事故体に、起因する事故が増えています。お客様に安全安心に、ご乗車いただけるように、取り組みをさせていただています。
少子高齢化や人手不足などを背景に運輸業界では中・高年の運転手が増加、ドライバーの病気や体調不良が原因の事故も増加傾向です。
こうした中、この会社が始めたのは、従来の健康診断では見落とされがちな「眠りの質」に着目、良い睡眠をとるようドライバーが意識することで健康を保ち、安全運行につなげる新たな取り組みです。
松江市の理学療法士・蔦川和希さんが協力、ドライバーが自宅で専用の機器を使って睡眠中の脳波と血中酸素濃度を計測。
睡眠の状態を数値化し、本人も気づかない「隠れ睡眠不足」や高血圧、脳卒中、心筋梗塞などのリスクを高める「睡眠時無呼吸症候群」の早期発見につなげます。
この日は測定結果をもとに蔦川さんが、より良い眠りを得るための呼吸法やストレッチを指導しました。
バスの運転手:
いい勉強になりました。睡眠とか呼吸法とかに対しては、今後生かして行けるといい。
理学療法士・蔦川和希さん:
どのような睡眠がとれているか客観的に評価して、過度な睡眠障害がある場合には、医療機関の方を進める、橋渡しの役割もさせていただければと思っております。
運転手の「眠りの質」を改善し、運転をより安全に。
これまでなかった新たな視点の取り組みが今後、広がるのか注目されます。