トヨタグループの自動車部品メーカー「デンソー」(本社=愛知・刈谷市)は、京都市に本社がある半導体大手「ローム」への買収提案について、取り下げを検討していると明らかにしました。
これは、デンソーがきょう=27日、明らかにしたもので「株式取得に関する提案につき、ローム側の賛同が得られていないことは事実です。当社は、当該提案を取下げることを含め検討しております」とするコメントを発表しています。
そのうえで、現時点で決定した事実はなく「今後開示すべき事実を決定した場合には、速やかに公表いたします」としています。
また、ロームもきょう=27日「当社が現時点で賛同の意向を表明していないのは事実ですが、デンソーにて対応を検討されている段階です」とするコメントを発表しています。
デンソーはロームと連携を強める基本合意を結んでいて、ことし3月にロームの株式取得を含む買収提案をしていると明らかにしてしていました。
ロームをめぐっては、EV=電気自動車などで使われている主力事業の「パワー半導体」事業の経営統合に向けた協議を、東芝と三菱電機と始めることで合意したと先月27日、発表しています。
ロームによると「東芝と三菱電機の半導体事業は、ロームが重点領域とする部分と戦略的な親和性が高く、大きなシナジー(相乗)効果が期待できる」、「国際競争が激化するなか、持続的に成長するためには、技術力・生産規模・供給体制の強化が不可欠」としています。
3社の経営統合が実現すれば、パワー半導体市場では世界第2位のシェアに躍り出るということです。