被害を訴える男性が手に持つのは、ポケモンカード通称「ポケカ」です。
その価値はどれほどなのでしょうか。
男性はこうした「ポケカ」をとあるカードショップに売却。
「シャワーズ」と呼ばれるポケモンのカードには、100万円もの値がつけられていました。
売却したのは合わせて9枚。
ところが、その全額が支払われていないというのです。
165万円あまりの被害を訴える男性:
買い取り額165万6000円、結局振り込まれなかった。“計画倒産”という詐欺だと思う。
165万円あまりがいつまでたっても振り込まれない。
そうしたカード代金の未払いが相次いでいるのは、トレーディングカードの買い取りや販売を手掛けていた東京・秋葉原のカードショップ「The TCG Shop AKIHABARA本店」です。
慌てて閉店したのか、商品のポップが床に落ちたまま放置され、開店を祝うコチョウランが置いたままになっています。
3月にオープンしたばかりの店が閉店状態。
一体、何が起きたのでしょうか。
運営会社は先週、SNSに「本店の資金繰りは破綻しました。東京地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行う予定です」「買い取り額よりも低い金額での販売とならざるを得ない取引も生じてしまい、まさに自転車操業の状態に陥り、資金繰りが破綻状態となりました」と投稿しました。
資金繰りが破綻し、破産手続きに入るというのです。
165万円あまりの被害を訴える男性は、カードの査定時に違和感を覚えたといいます。
165万円あまりの被害を訴える男性:
買い取りの査定時間が短かった。1時間は最低でもかかるだろうと思ったら、「30分くらいで終わる」と言われ、だいぶ早いなと。
種類やレア度によって1枚数百万円、時には数千万円で取引されることもあるトレーディングカード。
中でもポケモンカードは、発売日に長蛇の列ができるほどの人気ぶりです。
そうした高額カードも取り扱う店で相次ぐ未払い。
帝国データバンクによりますと、債権者は約200人、負債額は2億円に上るといいます。
話を聞いた2人の男性も「(被害額は)今回約350万円」「(被害額は)1500万円くらい。連絡が取れない」と被害を訴えています。
未払い額は1500万円と話す男性。
4月10日を最後に、店の従業員と連絡が取れなくなったといいます。
約1500万円の被害を訴える男性:
完全な詐欺だと思う。お金は返してほしい、それが一番。
開店からわずか1カ月での経営破綻。
詐欺を疑う声に、運営会社の代理人弁護士は「カードを買い取った時に事業停止が決まっていたということはなく、詐欺にはあたりません」「当社で買い取ったカードについても、破産手続の中で判断されるため、返却することは難しい状況にあります」と答えています。
165万円あまりの被害を訴える男性:
民事で裁判なり訴訟を起こそうと考えている。とりあえずお金かカードを返してくれ、本当にそれだけ。
高額カードを巡るまさかの未払い事案は、どのような決着を見るのでしょうか。