総菜や加工食品の製造などを手掛けていた北海道札幌市の「兼本印カネホン水産」が4月17日、札幌地裁に破産申請をしたことが分かりました。民間の信用調査会社東京商工リサーチなどによりますと、負債総額は約1億7000万円です。
1971年に創業した「兼本印カネホン水産」は、当初水産物卸や水産加工業をメインに手掛けていて、スケトウダラの卵「スケコ」や数の子などの製造などをおこなっていました。
91年6月期には約8億5200万円の売上高を計上していましたが、不漁による原材料費の高騰で収益が悪化し、赤字となっていました。
98年にはちゃんこ鍋や石狩鍋など鍋用の野菜や、魚のすり身商品をはじめとした総菜製造に事業を転換。収益面では黒字転換しましたが過去の累積赤字で債務超過が続いていたということです。
さらに近年はコロナ禍で売り上げが伸び悩んだほか食品など原材料の高騰・材料不足などでさらに業績が悪化し、2025年6月期は売上高1億7000万円に留まっていました。今後の業績回復の見通しが立たず、事業の継続を断念したということです。