不安な夜を過ごした人も多いのではないでしょうか。4月20日夕方、三陸沖を震源とする最大震度5強の地震が発生し、宮城県内では一時、津波注意報が発表されました。
記者リポート
「このあたりの津波到達時刻は、17時20分で急いで私たちも避難したいと思います」
災害は常に「突然」やってきます。
海のすぐそばにある塩釜市魚市場で取材していた、仙台放送のスタッフも近くの高台に急いで避難しました。
20日午後4時53分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生し、宮城県内では、登米市と涌谷町で震度5弱を観測。
一時、津波注意報も発表され、石巻市鮎川と仙台港でそれぞれ30センチの津波が観測されました。
沿岸部の高台には避難する人の姿も…。
避難した人
「震災を経験しているので、このまま家に帰らず山に登ろうと。出先だったんですけど。家にいなかったので山のほうが近いと思って来た」
記者リポート
「JR仙台駅のタクシー乗り場です。在来線や新幹線の混乱を受け、多くの人が列を作っています」
帰宅時間帯を直撃した今回の地震。
東北新幹線と在来線の多くが運転を見合わせ、JR仙台駅は帰宅できない人であふれました。
利用者
「どうしようもできないことなので、在来線が動くまで仙台駅で待つしかないですね」
一夜明けた21日…。
去年7月、カムチャツカ半島沖の地震津波で、養殖いかだが重なり合ったり、海中のロープがからまるなど大きな被害を受けた気仙沼市の大島地区では、養殖業者らが被害を確認していました。
カキ養殖業 小松涼太さん
「警戒はしていたが、あまり水位の変動もなく、いかだの影響も確認したが今のところは見られない。まずは一安心」
石巻市鮎川浜でも、被害を確認する様子がみられました。
ギンザケ生産者
「何の被害もないです。この後もしかしたら地震が来るかもしれないっていうことなので、一応は警戒してますよ」
一方、宮城県石巻市蛇田では…。
記者リポート
「石巻市、蛇田駅からすぐ近くの踏切です。あちら線路の手前大きな穴が空いています。作業員が現在補修作業を進めています」
4月21日午前4時50分ごろ、石巻市蛇田の踏切近くで、乗用車が道路の陥没部分にはまり、動けなくなりました。
乗用車はおよそ2時間半後に移動され、運転手にけがはありませんでした。
記者リポート
「濁った水が大量に道路出てきています。ホースで排出する作業が進められているとみられます」
石巻地方広域水道企業団によりますと、20日の地震の影響で踏切を横断している水道管が破損して漏水が起き、道路が陥没した可能性があるということです。
断水や、水道水の濁りは発生していません。
近くに住む人
「陥没したんですか?80年ここにいるけど、こういうことなかった。だから聞いてびっくりして」
陥没した道路は踏切のすぐ近くだったことから、仙石線は一部区間で終日運転見合わせとなるなど、影響が出ました。
陥没現場では現在も復旧作業が進められていて、JRによりますと22日は始発から、通常運転を予定しているということです。