一定の専門性・技能をもつ外国人労働者に認められる在留資格「特定技能1号」の外食業での受け入れについて、政府は、4月13日から新たな受け入れを停止した。5月にも上限の5万人を超える見込みであるためだが、現場からは、受け入れ人数について早期の上限引き上げを求める声が出ている。
「特定技能」外食業での新規受け入れ停止
「鉄板熱いから気をつけてください」
アツアツの鉄板皿にのせられた“ビフテキ”や目玉焼きハンバーグなどの肉料理が格安で楽しめる、横浜市のビーフキッチンスタンド・横浜アソビル店。ここでは、一定の専門性・技能をもつ外国人労働者に認められる在留資格「特定技能1号」を取得した外国人スタッフが働いている。
政府は、この「特定技能1号」の外食業での受け入れについて、5月にも上限の5万人を超える見込みであるため、4月13日から新たな受け入れを停止した。
ビーフキッチンスタンド 東岡俊樹総括店長:
日本として必要な措置の一つだとは感じる部分もあるんですけど、今後、新規採用が難しいとなると、会社としても出店であったりとか、少なからず影響が出るのかなと思います。
インドネシア出身のスタッフ「本当に残念」
この店で働く、インドネシア人のチャトゥルさんは、インドネシアの日本語学校に通い、「特定技能1号」を取得した。チャトゥルさんは、今後の受け入れ停止について「本当に残念」と話す。

チャトゥルさん:
インドネシアの日本語学校で勉強している後輩がたくさんいるけど、日本に来られなくなるので本当に残念です。
チャトゥルさんが通っていたインドネシアの日本語学校を運営しているのは、外国人紹介事業を行う「LivCo(リブコ)」。

LivCo 佐々翔太郎代表取締役:
日本語だけじゃなくて、時間を守る、挨拶をするだったり、働く上で必要な基本的なスキルを身につけてもらう。
佐々代表は、今後、「特定技能1号」の取得を目指す生徒に対し、「介護や宿泊など、外食業以外への就業先切り替えに納得してもらうしかない」としている。
“卒業後も働き続けたい”しかし試験受けられず
ファミリーレストラン大手のすかいらーくホールディングスは、32人の留学生アルバイトが「卒業後も働き続けたい」として、6月の特定技能試験を受ける予定だった。しかし、今回の受け入れ停止により、受験できなくなったという。

すかいらーくホールディングスは、こうした人材が活躍できる環境を作るためにも「特定技能1号」の「外食業」での受け入れ人数について“早期の上限引き上げ”を求めている。
(「イット!」4月21日放送より)
