東京・池袋の高齢者が運転する車が暴走し11人が死傷した事故から、19日で7年となりました。この事故で、妻と娘を亡くした松永拓也さん(39)ら遺族は、捜査幹部とともに、現場の慰霊碑を訪れました。
この事故は2019年4月19日、豊島区東池袋で、飯塚幸三元受刑者が運転する車が暴走し、松永真菜さん(当時31)と娘の莉子ちゃん(当時3)が死亡したほか、9人が重軽傷を負ったものです。
松永拓也さん(39):
7年経って、心の回復をしてきてる実感もあるんですけど、でも時々辛くて会いたくて押しつぶされそうになる日もあるんですけど、交通事故というものの理不尽さを味わえば味わうほどこんな思いは誰もすべきじゃないと。
一方、当時、現場に駆けつけた警視庁の交通捜査課長は、交通事故の恐ろしさを訴えました。
警視庁交通捜査課 高橋哲課長:
交通事故は、ほんの一瞬で事故の当事者になります。加害者にも被害者にもなります。運転するときには、体調が悪いだとかそういう状況になったら運転を踏みとどまる勇気を持ってもらいたい。
事故を起こした飯塚・元受刑者は、当時87歳で、過失運転致死傷の罪で実刑判決を受けて、服役中に死亡しました。
この事故をきっかけに、高齢ドライバーによる事故や、運転免許証の自主返納が社会的な課題として注目されました。
警視庁によりますと、2025年、全国では、およそ43万件の自主返納があり、このうち、およそ95%が65歳以上の高齢者ということです。