小学校6年間と中学校3年間の合わせて9年間を一貫して教育する義務教育学校。倉敷市で初めての義務教育学校、「下津井学園」が2026年度に開校し、4月17日に開校式が行われました。
校章は倉敷市の下津井地区を象徴する山、鷲羽山の「ワシ」に瀬戸大橋、間には9学年のつながりを表す9本の波がデザインされています。
(倉敷市教育委員会 仁科康教育長)
「倉敷市下津井の地に義務教育学校、倉敷市立下津井学園の開校を宣言する」
倉敷市で初めての義務教育学校「下津井学園」の開校式には全校児童・生徒約130人のほか教職員や保護者ら合わせて約250人が参加しました。
(倉敷市 伊東香織市長)
「倉敷市にとって初めての義務教育学校。幅広い学年間の交流で子供が大きく成長する」
義務教育学校は小学校と中学校の9年間を一貫教育で行うもので、中学入学時の環境変化に戸惑ういわゆる「中1ギャップ」の解消や専門性の高い教育などが期待されています。式典では4年生から9年生が地域に古くから伝わる民謡を歌うなど、学年を超えて一体となり会場を盛り上げました。
(児童・生徒代表 下津井学園9年・津田優輝さん)
「下津井学園の校歌を全校で歌った時、迫力に衝撃を受けた。ほかの小中学校で経験できない取り組みや行事を全校で楽しんでいこう」
〇校歌を歌う様子
下津井学園の前身は2025年度で閉校した下津井東小、下津井西小、下津井中学校の3つの学校です。前年度の児童・生徒の数は3校合わせて143人。少子化問題に直面する中、義務教育学校への移行は地域からの要望もあったといいます。
(下津井学園 荻野正樹校長)
「静かな学校だったのが、にぎわいのある、活気ある学校になった。この地を離れても社会で通用する、この地に戻って貢献できる子供たちになってくれたら」
校舎は旧・下津井中学校を改修したもので、総事業費約7億円をかけて外壁や床などを張り替えました。
(戸田奈沙記者)
「こちらは2年生の教室ですが、8年生や9年生など高学年の教室になってもいいように、黒板は上げ下げできるような仕様になっています」
身長によって使い分けられる手すりや低い位置に設置された手洗い場など9学年全員が不自由なく学べる環境が整っています。
瀬戸大橋を間近に望む多目的教室は地元の人にも開放し地域とのつながりも強くしていく方針です。
9学年が共に学ぶ新たな生活に児童や生徒は。
(下津井学園6年生)
「ドッジボールが好きで、前の学校では少人数でしかできなかった。この学校では大人数でできるのでいい。(上級生と)遊ぶと全力でやってくれるし、仲が深まる」
(下津井学園9年生)
「小学生の声がずっと聞こえてかわいい。1年から9年が仲良く生活できる学校にしたい」