関西に本社がある物販事業などを営む会社の経理担当者が、社内連絡に使用している自社のSNS上に現れた“社長”をかたる人物の指示で、会社の資金・3000万円をだまし取られたことがわかりました。
警察によると今月16日、物販事業などを営む会社の社員が社内連絡用のSNSを通じて、この会社の社長を名乗る人物から経理担当を務める女性(43)を含む複数人の社員を入れたチャットグループを作るよう指示を受けました。
その後のやりとりで、“社長”を名乗る人物が経理担当の女性にネット銀行の口座を指定して「業務に必要があるため、契約保証金として5500万円を振り込むように」と指示し、信じた女性が口座に会社の資金・3000万円を振り込んだということです。
その後、“社長”を名乗る人物から2500万円を追加で送金するよう指示をうけたものの、この人物のアカウントに不審な点があったことから、社長本人に確認したことで、詐欺被害に遭ったことが明らかになりました。
この会社では、過去にも社内連絡用のSNS上で同様の指示があり、送金した実績があったということで、警察は詐欺事件として調べています。
警察庁によると、経営者などになりすまして現金をだまし取る、法人を対象とした「ニセ社長詐欺」が相次いでいて、社内で情報共有を図ることや、社内での送金ルールを再確認するようなどして注意を呼び掛けています。