鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地で4月26日に開催される航空祭「エアーメモリアルinかのや」。その目玉イベントの一つ、滑走路見学バスツアーが4月16日、報道陣に一足早く公開された。「男心をくすぐられます」——担当隊員がそう語るほど、間近で体感する航空機の迫力は格別だ。

バスが滑走路へ"進入"する非日常体験

全長約35メートルのP-1哨戒機の真横をバスが通り抜け、そのまま滑走路へと進入していく。公開されたバスツアーのルートは、まさにその光景から始まる。

バスが停車するのは、ヘリコプターが使用するサブ滑走路上。そこから滑走路本体まではわずか200メートルほどの距離だ。柵の外から眺めるのとはまったく異なる「近さ」で、実際に使用中の滑走路と向き合うことになる。

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鹿屋航空基地隊の山本拓実さんは、航空機が離着陸する仕組みをこう説明する。「たこが風を受けて揚がるように、航空機も向かい風を受け離着陸する」。その言葉通り、参加者の目の前には、向かい風を受けながら滑走路へと進入してくる航空機の姿が広がる。

「ローパス」——低空飛行が真横を通過

報道公開の場では、P-1哨戒機が「ローパス」と呼ばれる低空飛行を披露した。航空祭などでよく見られるアクロバット的な飛行とは異なり、ローパスは実際の運用に近い低高度での通過飛行だ。地上から安全上ギリギリの距離で機体が目前を通り過ぎていく感覚は、映像では決して伝わらないリアルな迫力がある。

山本さんは「滑走路を結構近い距離で見ることはなかなかないと思うので、間近で見るP-1哨戒機の迫力を感じてほしい。男心をくすぐられます」と語り、イベントへの期待を込めた。

午前・午後あわせて500人が先着順で体験

このバスツアーは、4月26日の「エアーメモリアルinかのや」当日、午前と午後の2回にわたって実施される。合計で500人が先着順で参加できるという。

鹿屋航空基地は鹿児島県大隅半島に位置し、「エアーメモリアルinかのや」は地域に根付いた航空祭として毎年多くの来場者を集めてきた。滑走路上に実際に立ち、現役の哨戒機が目の前を飛ぶ体験は、航空ファンはもちろん、普段は自衛隊とあまり接点のない地域住民にとっても、基地と地域の距離を縮める貴重な機会となりそうだ。

(動画で見る▶鹿屋航空基地・滑走路見学ツアー P-1哨戒機が間近を通過『迫力は格別』)

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鹿児島テレビ
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