イラン情勢による原油高騰の影響がヘアサロンや化粧品業界にも及びつつある。ヘアサロンではラップなどが値上がりする可能性があり、化粧品メーカーでは石油由来原料の調達が困難になっていて、1〜2カ月以内に値上げや欠品が起こる可能性があるという。

石油由来の製品を多く使用…ヘアサロンが悲鳴

イラン情勢が不透明な中、影響は国内のヘアサロンにも及びつつある。

イット!取材班:
東京・戸越銀座商店街にある「ヘアサロンRodan」です。

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髪のカットに加え、パーマやカラーなどさまざまなヘアケアを行うヘアサロンでは石油由来の「ナフサ」を原料とした製品を多く使用している。

ヘアサロンRodan・山﨑裕介代表:
消費率の高いシャンプーとか容器自体にナフサが関わっていると聞いている。私たちの仕入れ価格に影響してくるのを懸念しているところです。

この他にもヘアサロンで多く使われるのがラップだ。

ヘアサロンRodan・山﨑裕介代表:
カラーをした時にお客さんの頭皮をカバーしたりとか、襟に巻いたりするときに使うラップなども3割上がるって聞いているので、多めに仕入れようかなと思っています。

同様の影響は、私たちが日常的に使用する化粧品にも及んでいる。

ベイコスメティックス・加藤聡太代表取締役社長:
こちらが自社で取り扱う化粧品容器のショールームになっています。

訪ねたのは、化粧品会社から受託製造を行っている化粧品メーカー「ベイコスメティックス」。

ベイコスメティックス・加藤聡太代表取締役社長:
実は化粧品は非常に影響を受けていて、今回中東の情勢でナフサが非常に供給不足という話は多分出ていると思うが、中身も外見も全て化粧品は石油の影響を受けているという状況です。

化粧品は中身も外見も石油由来…1〜2カ月で値上げ・欠品も

容器だけでなく、化粧品には界面活性剤など石油由来の成分が多く使用されているため、原料の調達が難しくなってきているという。

ベイコスメティックス・加藤聡太代表取締役社長:
一部の原料では、もう次回から売れませんとか、例えば10トン頼んだが2トンしか出せませんとか、そういう連絡はすでに来ています。多分あと1~2カ月の中で、値上げもしくは欠品というのは一気に起こってくるんじゃないかなと思っています。

化粧品メーカーのメイン商品ではなくサブラインなどの商品に関しては、今後、欠品が出る可能性があるという。

ただ、このメーカーには海外のネットワークがあるのだという。

ベイコスメティックス・加藤聡太代表取締役社長:
もともと僕たちの容器を手配していた中国とか韓国の海外工場のパートナーがいて、欠品は起こさないかなと思っています。

先行きの見通せない状況が続く中、各方面で手探りの対応がとられている。
(「イット!」4月15日放送より)

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