タイの首都バンコクで、妖怪をテーマにした一風変わったイベントが行われました。企画したのはタイで最も有名な日本人として知られる富士宮市に住む男性です。
バンコクのショッピングモールで行われたのは、その名も「スゴイジャパンフェス」。
日本のグルメや観光地を紹介するイベントで、会場の一角ではタイの企業が手掛けた静岡茶のペットボトル飲料も販売されました。
来場者:
普段からお茶を飲むのが好きだし、おいしいから買ってみました
2026年で4回目を迎え、毎年多くの人で賑わうこのイベント。
人気の秘密が…
杉村祐太朗 記者:
毎回異なるコンセプトで行うこちらのイベント、2026年のテーマは妖怪です
息の合ったダンスを披露しているのは日本に伝わる個性豊かな妖怪たち。
さらに、会場には首のなが~い「ろくろっ首」や人間に化けた「女郎蜘蛛」が展示され、まさに妖怪一色となっています。
佐野ひろさん:
これは実は自分の母親の着物。日本から持ってきて、女郎蜘蛛をデザインして、タイの人たちに写真を撮ってもらう
こう話すのは、イベントを企画・制作した佐野ひろさんです。
2001年にタイに移住し、俳優としてテレビCMや映画などに出演。
特に日本の観光地やグルメを紹介する旅番組のリポーターとして人気を集めています。
静岡に本籍があり、今は富士宮に住みながらタイと日本を往復する日々を続けている佐野さん。
なぜ、妖怪をコンセプトにしたのでしょうか?
佐野ひろさん:
ポケモンとか鬼滅の刃とか。いろんな日本のエンタメは、実は日本の妖怪が元になっている。そういったところもまだ皆さん知らないので、きちんとストーリーを紹介することで、日本とタイはもっと深い交流ができる
日本のポップカルチャーの奥深さを伝えたい。
佐野さんの思いが詰まったイベントに来場者は…
来場者:
妖怪は怖いけど興味深いです
来場者:
地域ごとにいろいろな妖怪がいて、ユニークでとても好きです
来場者:
最初は怖かったけど妖怪と写真撮ったからもう怖くない。妖怪ショーもかっこよかった。(妖怪が背後にいることに気付いて)わぁ、びっくりした
タイを第2のふるさとと話す佐野さん。
現地の人たちに日本の魅力をわかりやすく伝えるのが自分の使命だと感じています。
佐野ひろさん:
ただ日本のものをストレートに紹介するのではなく、タイの人の目線で日本を翻訳する立場だと思っている。実際に交流してもらって、日本の良さを知ってもらうのはすごく大事
タイと日本をつなぐ架け橋に。
両国を大切に想う佐野さんの活動はますます広がりを見せています。