神奈川・相模原市の宮ヶ瀬ダムの貯水率が過去10年平均の半分以下となり、4月からの観光放流を見送った。一方、畑ではイラン情勢による原油高騰で農業資材も品薄・値上がりが続いているという。
渇水で沈んでいた道路がむき出しに
14日、イット!が取材に向かったのは神奈川・相模原市にある首都圏最大の宮ヶ瀬ダムだ。
取材班:
渇水の影響で姿を現した橋、そのままの姿になっています。
宮ヶ瀬ダムでは渇水のため、湖の底に沈んでいた風景が地上に現れ、道路や交通標識などがむき出しになっていた。
国土交通省関東地方整備局・尾﨑武志さん:
3月下旬から4月初めにまとまった雨がありましたので、現在36%まで約6%回復している状況になっています。過去最低のレベルで推移している状態です。
現在の貯水率は36%、過去10年の平均値と比べ半分以下にとどまっている。

宮ヶ瀬ダムでは毎年4月から11月まで観光放流を実施している。圧巻の放水量は観光客に大人気だが、2026年は――。

国土交通省関東地方整備局・尾﨑武志さん:
現在水位が非常に低下していて、残念ながら4月からの実施は見送っている状況です。
観光放流再開のめどは立っていないという。
「野菜価格に転嫁せざるを得ない」農業資材も品薄・高騰
14日、東京都心の最高気温は24.6℃と夏日に迫り、5月下旬並みとなった。
異例の暑さの中、東京・立川市の農園を取材すると、暑さとは別の出来事が、野菜に影響を及ぼしていた。
夏野菜の代表格とうもろこしを見せてもらうと…。

カラフル野菜の小山農園・小山三佐男代表:
これ(黒いシート)がマルチシートといいます。雑草防止と地温の安定、保湿、乾燥しないようにマルチシートを張るんです。
黒いマルチシートや、その上にかかっているテント状のシートがイラン情勢による原油高騰で値上がりしているという。
カラフル野菜の小山農園・小山三佐男代表:
高くても買わなきゃいけないが、品薄になってきたのが問題。春の分は確保したが、秋冬の在庫がないと言われてしまった。

さらに野菜を出荷する際に使用する袋も高騰している。
カラフル野菜の小山農園・小山三佐男代表:
この袋に入れないと、どんどん水分が抜けて傷んでしまう。在庫がないという業者さんもいるので、本当に今あるだけしかない感じです。
経費を抑えるため苗ではなく、種から育てているというが、その種にも影響が及んでいるという。

カラフル野菜の小山農園・小山三佐男代表:
どうしてもヨーロッパ中心の野菜を使っているので、値段は1〜2割は上がるのではといわれてます。1〜2割で済めばいいんですけど、転嫁せざるを得ないという感じです。野菜の価格に。
今後、野菜の値上がりが避けられない状況の中、今お買い得の野菜を教えてもらった。

スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:
タケノコですよね。暑さの影響で一気に出ている。だから値段も一気に下がりました。今週中にタケノコを食べようと思ってください。もう来週だとだんだん手遅れになってます。
他には、レタスやほうれん草、小松菜、チンゲン菜などの葉物野菜がおすすめだという。
(「イット!」4月14日放送より)
